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講座 補装具の開発変遷・4
車いすの開発変遷
著者: 佐藤史子1
所属機関: 1横浜市総合リハビリテーションセンター機能訓練課
ページ範囲:P.781 - P.787
文献購入ページに移動車いすは脊髄損傷者の「脚」として発達してきた.脊髄損傷者にとって車いすは「脚」の役割として明確な意義があり,疾患特性からも車いすの処方がしやすい条件がそろっていたためであろう.その後,高齢者や他の疾患をもつ人にも利用されるようになり,「いす」としての役割も求められるようになった.
車いす処方において,私たち理学療法士の果たすべき役割は大きく,車いす開発の変遷をたどることによって,目の前にいるクライアントにどう対応するべきかを考えるヒントを得られるかもしれない.本稿では,車いす開発に関わった人たちの思いを,その時代背景も交えて報告する.
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