文献詳細
文献概要
紹介
理学療法士に期待される社会的役割―マスメディアの内容分析より
著者: 星匡祐1
所属機関: 1黒坂医院
ページ範囲:P.42 - P.44
文献購入ページに移動1965年に理学療法士及び作業療法士法が制定され,わが国に理学療法士が誕生してから約40年が経過した.有資格者も年々増加し,2008年3月時点での理学療法士協会の会員総数は48,590人に達している(表1).その一方で,理学療法士という職業が広く知られるようになったとは言いがたい.1995年に実施された理学療法実態調査1)では,理学療法士の社会的認知度についての質問に対し,「名称,内容共に知られていない」と回答した者が47.6%に上っている.
そこで今回は,理学療法士が一般にどのような職業として認知され,何を期待されているのかを推し量るために,マスメディアでの報道の内容分析を行った.今回は新聞における報道内容を分析し,①理学療法士がどのような社会的役割をもつ職域として認知されているのか,②理学療法士に期待される社会的役割とは何か,という2点を調査することにした.
参考文献
掲載誌情報