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文献詳細

雑誌文献

理学療法ジャーナル43巻1号

2009年01月発行

文献概要

紹介

理学療法士に期待される社会的役割―マスメディアの内容分析より

著者: 星匡祐1

所属機関: 1黒坂医院

ページ範囲:P.42 - P.44

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はじめに

 1965年に理学療法士及び作業療法士法が制定され,わが国に理学療法士が誕生してから約40年が経過した.有資格者も年々増加し,2008年3月時点での理学療法士協会の会員総数は48,590人に達している(表1).その一方で,理学療法士という職業が広く知られるようになったとは言いがたい.1995年に実施された理学療法実態調査1)では,理学療法士の社会的認知度についての質問に対し,「名称,内容共に知られていない」と回答した者が47.6%に上っている.

 そこで今回は,理学療法士が一般にどのような職業として認知され,何を期待されているのかを推し量るために,マスメディアでの報道の内容分析を行った.今回は新聞における報道内容を分析し,①理学療法士がどのような社会的役割をもつ職域として認知されているのか,②理学療法士に期待される社会的役割とは何か,という2点を調査することにした.

参考文献

1)理学療法白書委員会:理学療法実態調査報告.理学療法学 22:222-252,1995
2)鈴木裕久:マス・コミュニケーションの調査研究法,pp90-94,創風社,1990
3)結城俊也:マスメディアにおける理学療法士の取り扱われ方について.理学療法学 26:17-21,1999
4)理学療法白書委員会(編):理学療法白書2000年版,pp3-43,日本理学療法士協会,2000
5)緑川裕久:本を分類する,pp9-17,勁草書房,1996

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1359

印刷版ISSN:0915-0552

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