文献詳細
文献概要
入門講座 トランスファー技術・1【新連載】
片麻痺者のトランスファー技術
著者: 岡崎大資1
所属機関: 1群馬パース大学理学療法学科
ページ範囲:P.53 - P.63
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動作の捉え方で,理学療法士が他職種と異なる点の1つに,理学療法士は力学的視点による分析が可能であるということがある.さらに,患者の動作能力を熟知している理学療法士は,患者のもつ能力を最大限に引き出しつつ動作介助を実施することも可能である.
科学的な知識については学生や新人理学療法士も熟知しており,経験年数の高い理学療法士と大きな相違はみられない.ところが,臨床実習中の学生や新人理学療法士が動作介助に苦慮している場面をしばしば見かける.このことは,人の動作を客観的に分析し捉えることと,実際に動作介助や誘導を行うことには相違があることを示している.
動作の捉え方で,理学療法士が他職種と異なる点の1つに,理学療法士は力学的視点による分析が可能であるということがある.さらに,患者の動作能力を熟知している理学療法士は,患者のもつ能力を最大限に引き出しつつ動作介助を実施することも可能である.
科学的な知識については学生や新人理学療法士も熟知しており,経験年数の高い理学療法士と大きな相違はみられない.ところが,臨床実習中の学生や新人理学療法士が動作介助に苦慮している場面をしばしば見かける.このことは,人の動作を客観的に分析し捉えることと,実際に動作介助や誘導を行うことには相違があることを示している.
参考文献
1)高橋正明(編):標準理学療法学,臨床動作分析,医学書院,2001
2)福辺節子:福辺流 力のいらない介助術,中央法規,2008
3)井口恭一:イラストわかりやすい移動のしかた,第3版,三輪書店,2006
4)辻下守弘,他(編):リハビリテーションのための行動分析学入門,医歯薬出版,2006
掲載誌情報