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文献詳細

雑誌文献

理学療法ジャーナル43巻10号

2009年10月発行

文献概要

1ページ講座 理学療法関連認定資格紹介

新しい「専門理学療法士」制度について

著者: 長澤弘1

所属機関: 1神奈川県立保健福祉大学

ページ範囲:P.916 - P.916

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●資格制度成立・改定の経緯と認定趣旨について

 日本理学療法士協会が実施している理学療法士の生涯学習システムを構成するのは「新人教育プログラム」と「生涯学習基礎プログラム」および「専門領域研究会」である.生涯学習システムの基本理念は,第1に,新卒の理学療法士に対する,あるべき基本姿勢への理解や資質の向上である.第2に,理学療法の専門領域における学術交流の推進と水準の引き上げである.第3は,特に理念としては挙げていないが,前述した2つの理念の基盤となる大切な趣旨として,自発的な学習の継続である.

 このような理念の下に,専門領域研究会では,広範囲に及ぶ理学療法の業務領域を専門別に分類の上,それぞれの領域で活動する会員間の学術交流を推進し,専門領域における水準を高め,かつその領域における指導的役割を担う人材を育成することを目指している.すなわち,理学療法士としてのプロフェッショナリズムを確立し,国民の医療・保健・福祉の向上とその普及に寄与することにほかならず,もちろんこれらは国民のニーズでもある.

参考文献

1)居村茂幸:理学療法士の卒後教育・生涯学習―10年の変遷と将来展望.PTジャーナル 40:1121-1126,2006

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1359

印刷版ISSN:0915-0552

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