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文献概要
入門講座 理学療法に必要な臨床動作分析・2
中枢神経系領域における臨床動作分析
著者: 上條史子1 望月久1
所属機関: 1文京学院大学保健医療技術学部理学療法学科
ページ範囲:P.1001 - P.1007
文献購入ページに移動はじめに
理学療法の評価の中に,「動作分析」という項目があります.皆さんも臨床で直面していると思われますが,これは非常に難しい評価項目の1つです.臨床では,理学療法士と対象者は1対1であり,対象者が違えば分析しようとする「動作」も違ってきます.また,同じ対象者を異なる理学療法士がみた場合,みている「動作」が違っていたり,抽出された問題点が違ったりした経験がないでしょうか.このように,動作分析から得られる情報は多様であり,多くの情報の中から必要な部分をピックアップすることの大変さが,動作分析を「難しい」,「苦手」と感じさせてしまう原因であると思われます.今回は,中枢神経系領域における動作分析の方法や解釈を,いくつかの設問を通して考えます.
理学療法の評価の中に,「動作分析」という項目があります.皆さんも臨床で直面していると思われますが,これは非常に難しい評価項目の1つです.臨床では,理学療法士と対象者は1対1であり,対象者が違えば分析しようとする「動作」も違ってきます.また,同じ対象者を異なる理学療法士がみた場合,みている「動作」が違っていたり,抽出された問題点が違ったりした経験がないでしょうか.このように,動作分析から得られる情報は多様であり,多くの情報の中から必要な部分をピックアップすることの大変さが,動作分析を「難しい」,「苦手」と感じさせてしまう原因であると思われます.今回は,中枢神経系領域における動作分析の方法や解釈を,いくつかの設問を通して考えます.
参考文献
1)金子誠喜:動作分析.細田多穂,柳澤 健(編):理学療法ハンドブック,pp223-239,協同医書出版社,2001
2)甲斐健児:5.末梢神経疾患.丸山仁司(編):系統理学療法学 神経障害系理学療法学,pp110-122,医歯薬出版,2007
3)萩野恵美子,他:Guillain-Barre症候群の全国調査―第三次調査結果を含めた最終報告書―,厚生労働省特定疾患対策研究事業「免疫性神経疾患に関する調査研究班」平成12年度研究報告書,p72,2001
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