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書評
―福田 修(監修)星 文彦・伊藤俊一(編集)―「PT・OTのための測定評価 バランス評価」
著者: 望月久1
所属機関: 1文京学院大学保健医療技術学部
ページ範囲:P.134 - P.134
文献購入ページに移動 バランスの低下は活動制限の要因となり,バランスの改善は理学療法士・作業療法士にとって重要な課題である.しかし,バランスという用語の示す内容(概念)については理学療法士・作業療法士間で合意のある明確な定義がなく,臨床や研究,臨床実習の場において,問題が生じやすい用語でもある.
このような現状のなか,この度,星 文彦・伊藤俊一両氏による「PT・OTのための測定評価 バランス評価」が発刊された.「第1章 総説」では,本書全体の概要とバランスおよびその評価方法についての考え方が平易に記述されている.「第2章 用語の定義」では,姿勢,身体重心と支持基底面,重心位置と足圧中心,立ち直り反応と平衡反応,予測的姿勢制御といった,バランスに関連する重要な用語について図や写真を用いて簡潔に説明されている.「第3章 機能評価と検査」では,立ち直り反応・平衡反応などの反射階層的視点および運動戦略・生体力学的視点によるバランスの検査法とその解釈について,多くの姿勢における評価例を,写真を用いて解説している.また,第3章の後半では,Berg balance test,functional reach,timed Up & Go testなどのパフォーマンステストの検査方法や検査にあたっての注意点が記載されている.
このような現状のなか,この度,星 文彦・伊藤俊一両氏による「PT・OTのための測定評価 バランス評価」が発刊された.「第1章 総説」では,本書全体の概要とバランスおよびその評価方法についての考え方が平易に記述されている.「第2章 用語の定義」では,姿勢,身体重心と支持基底面,重心位置と足圧中心,立ち直り反応と平衡反応,予測的姿勢制御といった,バランスに関連する重要な用語について図や写真を用いて簡潔に説明されている.「第3章 機能評価と検査」では,立ち直り反応・平衡反応などの反射階層的視点および運動戦略・生体力学的視点によるバランスの検査法とその解釈について,多くの姿勢における評価例を,写真を用いて解説している.また,第3章の後半では,Berg balance test,functional reach,timed Up & Go testなどのパフォーマンステストの検査方法や検査にあたっての注意点が記載されている.
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