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1ページ講座 理学療法関連用語~正しい意味がわかりますか?
Milaniの発達チャート
著者: 米津亮1
所属機関: 1神奈川県立保健福祉大学リハビリテーション学科
ページ範囲:P.137 - P.137
文献購入ページに移動 Milaniの発達チャート表1)(図)は,1967年にMilani-Comparettiらによって作成された,生後2年までの起立機能(重力に抗しての体軸のコントロール)を変数とした運動機能の発達検査法である.その使用目的は,①乳幼児の運動発達遅滞の有無を鑑別し,②遅滞を有する乳幼児への早期介入を可能とすること,③運動発達の研究を支援することなどである.
Milaniの発達チャート表は,Koupernikによって修正され,自発行動と誘発反応の2つの項目に分類されている.さらに,自発行動は姿勢調節と自動運動,誘発反応は原始反射と立ち直り反応,パラシュート反応,傾斜反応の3つの姿勢反応から構成される.
Milaniの発達チャート表は,Koupernikによって修正され,自発行動と誘発反応の2つの項目に分類されている.さらに,自発行動は姿勢調節と自動運動,誘発反応は原始反射と立ち直り反応,パラシュート反応,傾斜反応の3つの姿勢反応から構成される.
参考文献
1)Milani-Comparetti A, et al:Routine developmental examination in normal and retarded children. Dev Med Child Neurol 9:631-638, 1967
2)Wayne AS, et al:Item reliability of the Milani-Comparetti motor development screening test. Phys Ther 69:328-335, 1989
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