理学療法ジャーナル43巻2号

2009年02月発行

臨床実習サブノート 知っておきたい理学療法評価のポイント・8

腰椎椎間板ヘルニア患者を担当した時

著者： 田中さえ子¹

所属機関： ¹けいゆう病院リハビリテーション科

ページ範囲：P.165 - P.172

はじめに

　本稿では，腰椎椎間板ヘルニア患者を担当することが決まってから，実際の治療までに確認すべき知識，患者の情報，実際の評価についての要点を示した．疾患の発生機序や特性をよく理解して，評価項目を「覚えるべきもの」ではなく，「必要なもの」として考えられるようにしよう．

参考文献

1）Nachemson AL：The lumber spine an orthopaedic challenge. Spine 1：59-71, 1976

2）日本整形外科学会診療ガイドライン委員会：腰椎椎間板ヘルニア診療ガイドライン，南江堂，2005

3）鳥巣岳彦，国分正一：標準整形外科学，pp485-486，医学書院，2005

4）Donald A. Neumann（著），嶋田智明，平田総一郎（監訳）：筋骨格系のキネシオロジー，pp310-311，医歯薬出版，2006

5）鈴木貞興，他：脊柱の病態運動学と理学療法Ⅱ．理学療法 25：821-830，2008

6）板場英行：腰痛症に対する徒手的運動療法．PTジャーナル 38：39-47，2004

7）佐藤勝彦：慢性腰痛に対するリエゾン精神医学的アプローチ．脊椎脊髄ジャーナル 16：849-855，2003

1）Kapandji IA（著），荻島秀男（監訳）：カパンディ関節の生理学　Ⅲ体幹・脊柱，pp35-36，医歯薬出版，1992

2）Schunke M，他（著），坂井建雄，松村譲兒（監訳）：プロメテウス解剖学アトラス　解剖学総論/運動器系，pp93-105，医学書院，2007