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文献詳細

雑誌文献

理学療法ジャーナル43巻4号

2009年04月発行

文献概要

特集 理学療法士による起業 起業の実例

3.社会復帰のためのまちづくりを視野に入れた多様な事業展開

著者: 網島毅1

所属機関: 1有限会社トータルライフクリエイト

ページ範囲:P.307 - P.311

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はじめに

 日本理学療法士協会(以下,協会)は,①協会の社団法人化(1972年に法人化),②世界理学療法士連盟(WCPT)への加盟(1974年に承認),③4年制大学での教育課程(1992年広島大学に開設),④理学療法士の開業権・業務独占の獲得などを目標に活動を続け,①~③は協会設立から順調に達成されているが,④の開業権・業務独占はいまだ獲得できていない.しかし,開業権がなくても,起業は可能である.その方法は1つではなく,理学療法士の目線・知識を応用すれば,様々な分野で社会に貢献できる可能性がある.

 しかし,理学療法士は教育課程で理学療法のことしか教育されていない.そのため,筆者は理学療法の延長線上にある,直接結びつきの強い事業からスタートさせた.現在,起業から7年が経過し,今後は主軸事業を介護保険外に移していく予定である.

 本稿では,自己資金なしの状態から訪問看護ステーションを開設し,続いてデイサービスを開設した筆者の事例を紹介する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1359

印刷版ISSN:0915-0552

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