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1ページ講座 理学療法関連認定資格紹介
心臓リハビリテーション指導士について
著者: 牧田茂12
所属機関: 1特定非営利活動法人日本心臓リハビリテーション学会 2心臓リハビリテーション指導士認定制度委員会
ページ範囲:P.430 - P.430
文献購入ページに移動心臓リハビリテーション(以下,心臓リハビリ)は,かつては急性心筋梗塞後の離床とデコンディショニング予防が主たる目的であった.しかし,近年では再灌流療法やCCUの普及,心臓手術の進歩により早期離床・早期退院が可能となったため,冠危険因子是正による二次予防(再発予防)のための心臓リハビリへと目的が変わってきている.つまり,心臓リハビリは単に運動療法のみを行っていれば事足りるものではなく,食事療法や禁煙指導を含めた包括的リハビリを目指すべきであり,そのためには,医療専門職間の連携や協同作業が必要となる.また,チームが円滑に機能するためには,心臓リハビリに関する共通認識と知識や用語の共有化,定期的なカンファレンスやミーティングなども行う必要がある.このような状況の中,日本心臓リハビリテーション学会は,心臓リハビリテーション指導士(以下,心臓リハビリ指導士)の認定制度を2000年に発足させた.
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