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1ページ講座 理学療法関連用語~正しい意味がわかりますか?
オーバーワーク
著者: 臼田滋1
所属機関: 1群馬大学医学部保健学科理学療法学専攻
ページ範囲:P.611 - P.611
文献購入ページに移動 オーバーワーク(overwork)は,一般的には働きすぎや過労を意味し,類似した用語としてオーバーユース(overuse)がある.理学療法においては,日常生活やスポーツなどでの過度の身体活動のために引き起こされる病態を総称して過用(overuse)と呼んでおり,その代表的な病態が過用性筋力低下(overwork weakness)である.また,使い過ぎ症候群(overuse syndrome)という場合には,関節運動の反復による関節周囲の筋腱部や関節包などの外傷性炎症を生じた病態を意味し,さらに,誤った身体活動や道具の使用によって生じた病的状態は誤用(misuse)という.
参考文献
1)Bennett RI, et al:Overwork weakness in partially denervated skeletal muscle. Clin Orthop 12:22-29, 1958
2)乗松尋道(総監訳):アンフレッド 脳・神経リハビリテーション大辞典,西村書店,2007
3)臨床スポーツ医学編集委員会:予防としてのスポーツ医学,文光堂,2008
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