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書評
―奈良 勲,鎌倉矩子(シリーズ監修)冨田 豊(編)―《標準理学療法学・作業療法学専門基礎分野》「小児科学 第3版」
著者: 大野耕策1
所属機関: 1鳥取大・脳神経小児科
ページ範囲:P.642 - P.642
文献購入ページに移動●障害のある小児と家族に接する姿勢・態度の習得を意図した書
本書は広島県立保健福祉大学保健福祉学部作業療法学科・教授,鳥取大学医学部保健学科・教授を経て,現在京都民医連中央病院検査科・科長を勤める冨田豊先生の編集による理学・作業療法士を目指す学生のためのシリーズテキストの1冊で,2000年に初版が発行され,今回が第3版の発行となる.
冨田先生は小児神経科専門医として,発達障害児,肢体不自由児,知的障害児,重症心身障害児の医療に長年かかわってこられ,また同時にこれら障害のある子どもにかかわる専門職の方たちへの専門教育を長く担当してこられた.このテキストブックは,冨田先生のご経験をもとに,このような障害のある子どもと接する理学・作業療法士が,小児科学の知識を持つだけでなく,育児・保健指導,教育との連携,就労や生活指導などについても大きな役割を果たすことを期待して編集されている.また,本書は理学・作業療法士に必要な知識を重点的・効率的に習得させるために,医学や看護学における小児科学のテキストブックとは異なった構成となっており,それぞれの章で理学・作業療法との関連事項がまとめられ,小児科学を学ぶモチベーションを高める編集となっている.
本書は広島県立保健福祉大学保健福祉学部作業療法学科・教授,鳥取大学医学部保健学科・教授を経て,現在京都民医連中央病院検査科・科長を勤める冨田豊先生の編集による理学・作業療法士を目指す学生のためのシリーズテキストの1冊で,2000年に初版が発行され,今回が第3版の発行となる.
冨田先生は小児神経科専門医として,発達障害児,肢体不自由児,知的障害児,重症心身障害児の医療に長年かかわってこられ,また同時にこれら障害のある子どもにかかわる専門職の方たちへの専門教育を長く担当してこられた.このテキストブックは,冨田先生のご経験をもとに,このような障害のある子どもと接する理学・作業療法士が,小児科学の知識を持つだけでなく,育児・保健指導,教育との連携,就労や生活指導などについても大きな役割を果たすことを期待して編集されている.また,本書は理学・作業療法士に必要な知識を重点的・効率的に習得させるために,医学や看護学における小児科学のテキストブックとは異なった構成となっており,それぞれの章で理学・作業療法との関連事項がまとめられ,小児科学を学ぶモチベーションを高める編集となっている.
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