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学会印象記
―●ISPRM 2009―Japonya'dan geldim(日本から来ました)―ISPRM 2009に参加して
著者: 藤原孝之1
所属機関: 1郡山健康科学専門学校
ページ範囲:P.830 - P.833
文献購入ページに移動イスタンブール市内ではWHOのレベル6を髣髴させる状況はその痕跡すらなく,他人の咳を気にする様子も皆無であった.紀元前8000年頃の新石器・青銅器時代からヒッタイト,ペルシア帝国,ヘレニズム・ローマ時代,ビザンティン文化,セルジューク朝時代を経て,13世紀末のオスマン朝に至る壮大な歴史ドラマが人口1,200万の近代都市に溶け込んで,まさにアジアとヨーロッパの接点を形成する世界遺産の町であった(図1,2).日本円約90円で,ボスポラス海峡を跨ぎヨーロッパ側からアジア側に船で渡ることができる.アジア最西端とヨーロッパ最東端の鉄道の駅がイスタンブール市内にあり,それぞれ趣のある町並みを形成している.当然ながら人種もトルコ人,クルド人を中心にいろいろである.ちなみに,トルコアイスはみな伸びるとは限らない.トルコで食べるアイスはすべてトルコアイスであることを現地で知った.「トルコアイス」と注文するとほとんど日本で食べる普通のアイスがきた.いろいろ説明してもやはり普通のアイスしか出てこない.滞在中に1回だけ日本で話題のトルコアイスにめぐり合ったが,実際に伸ばしてみるとそんなに伸びるものではなかった.
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