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文献詳細

雑誌文献

理学療法ジャーナル44巻1号

2010年01月発行

文献概要

特集 これからの理学療法

これからの理学療法士に必要な領域と能力―求められるために,今,何をすべきか

著者: 櫻田義樹1

所属機関: 1岩手県立中央病院リハビリテーション科

ページ範囲:P.17 - P.17

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●はじめに

 これまで,われわれの業務領域は,国民に必要とされるための啓発と期待に応えるための努力を基に確実に拡がり,関連職種とともに「リハビリテーション」という代名詞として認知されてきたが,理学療法士自体の存在は十分に認知されているとは言えない.その理由として,「理学療法士及び作業療法士法」における諸問題や関連職種との違いがわかりにくいこと,さらに,培われてきた業務領域において能力を保障するシステムが構築されてこなかったことも要因の1つと思われる.また,診療報酬制度では理学療法料はリハビリテーション料に包括され,医療のあり方が変貌していくなか,今こそ,理学療法の専門性をアピールする確固たる仕組みづくりが求められる.

 ここでは業務領域を保健医療福祉における関連職種との共通した枠組みとして捉え,これからの理学療法士に必要とされる資質,業務領域と今後の課題について端的に述べる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1359

印刷版ISSN:0915-0552

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