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特集 これからの理学療法
これからの理学療法士に必要な領域と能力―求められるために,今,何をすべきか
著者: 櫻田義樹1
所属機関: 1岩手県立中央病院リハビリテーション科
ページ範囲:P.17 - P.17
文献購入ページに移動●はじめに
これまで,われわれの業務領域は,国民に必要とされるための啓発と期待に応えるための努力を基に確実に拡がり,関連職種とともに「リハビリテーション」という代名詞として認知されてきたが,理学療法士自体の存在は十分に認知されているとは言えない.その理由として,「理学療法士及び作業療法士法」における諸問題や関連職種との違いがわかりにくいこと,さらに,培われてきた業務領域において能力を保障するシステムが構築されてこなかったことも要因の1つと思われる.また,診療報酬制度では理学療法料はリハビリテーション料に包括され,医療のあり方が変貌していくなか,今こそ,理学療法の専門性をアピールする確固たる仕組みづくりが求められる.
ここでは業務領域を保健医療福祉における関連職種との共通した枠組みとして捉え,これからの理学療法士に必要とされる資質,業務領域と今後の課題について端的に述べる.
これまで,われわれの業務領域は,国民に必要とされるための啓発と期待に応えるための努力を基に確実に拡がり,関連職種とともに「リハビリテーション」という代名詞として認知されてきたが,理学療法士自体の存在は十分に認知されているとは言えない.その理由として,「理学療法士及び作業療法士法」における諸問題や関連職種との違いがわかりにくいこと,さらに,培われてきた業務領域において能力を保障するシステムが構築されてこなかったことも要因の1つと思われる.また,診療報酬制度では理学療法料はリハビリテーション料に包括され,医療のあり方が変貌していくなか,今こそ,理学療法の専門性をアピールする確固たる仕組みづくりが求められる.
ここでは業務領域を保健医療福祉における関連職種との共通した枠組みとして捉え,これからの理学療法士に必要とされる資質,業務領域と今後の課題について端的に述べる.
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