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特集 これからの理学療法
これからの理学療法(士)への期待と希望―「気づき」と「創造力」
著者: 貞松徹1
所属機関: 1沖縄リハビリテーションセンター病院
ページ範囲:P.34 - P.34
文献購入ページに移動●理学療法士としてのあり方を芯にもつ
私は,日々の業務において,「気づき」と「創造力」を意識して臨床を行うこと,ともに働くスタッフと話をすることを大切にしています.その根幹として必要だと感じているのは,「理学療法士としてのあり方」をもつことです.もちろん,専門職として技術を高めることは,私たちにとっても,理学療法を提供する患者にとっても必要なことです.しかし,自身を振り返ると,理学療法士になりたての頃は,「人」ではなく「患者」を相手に理学療法を行っていたように感じます.機能,能力面の障害を理学療法の対象として技術を追い求め,人に対する理学療法士としてのあり方を真剣に考えることができていませんでした.この「あり方」を自分の芯にもつことができていれば,自ずと知識,技術の必要性を感じることができるはずです.知識,技術を高めることと同時に,「理学療法士としてのあり方」はぜひ大事にしてほしいと思います.
私は,日々の業務において,「気づき」と「創造力」を意識して臨床を行うこと,ともに働くスタッフと話をすることを大切にしています.その根幹として必要だと感じているのは,「理学療法士としてのあり方」をもつことです.もちろん,専門職として技術を高めることは,私たちにとっても,理学療法を提供する患者にとっても必要なことです.しかし,自身を振り返ると,理学療法士になりたての頃は,「人」ではなく「患者」を相手に理学療法を行っていたように感じます.機能,能力面の障害を理学療法の対象として技術を追い求め,人に対する理学療法士としてのあり方を真剣に考えることができていませんでした.この「あり方」を自分の芯にもつことができていれば,自ずと知識,技術の必要性を感じることができるはずです.知識,技術を高めることと同時に,「理学療法士としてのあり方」はぜひ大事にしてほしいと思います.
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