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特集 これからの理学療法
理学療法の効果判定に適切な具体的指標は―在宅
著者: 赤羽根誠1
所属機関: 1医療法人秀友会在宅リハビリテーション
ページ範囲:P.49 - P.49
文献購入ページに移動訪問リハビリテーション(以下,訪問リハ)領域においては,「人が生まれてから亡くなるまで住み慣れた地域で暮らし,本人の望みにより近い状態で在宅生活を継続できるように自立(自律・自己決定)支援を行う」ことが求められている.そのため,現疾患や症状の悪化予防,新たな疾患の発症予防や早期発見を意識しながら,生活機能(心身機能・身体構造,活動,参加)の維持向上に努めることが必要である.さらに,生活機能の維持向上や在宅生活の継続には,支援制度,住環境や介護負担,本人の想いや考えも考慮する.このように訪問リハで求められる内容は多岐にわたることを踏まえたうえで,そのなかで有用と思われる具体的な効果指標の一部を,心身機能,活動と参加,QOLの3項目について報告する.
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