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特集 身体障害者スポーツと理学療法の関わり 種目別競技と理学療法
3.脳性麻痺者の陸上競技における理学療法の関わり
著者: 石塚和重1
所属機関: 1筑波技術大学保健科学部保健学科理学療法学専攻
ページ範囲:P.867 - P.870
文献購入ページに移動筆者が脳性麻痺者の陸上競技に携わって25年が過ぎた.大学の教員になる前は肢体不自由児施設に15年勤務し,脳性麻痺児の運動療法としてスポーツを取り入れ,全国肢体不自由児療育研究大会で「脳性麻痺のスポーツ療法」として発表してきた.全国身体障害者スポーツ大会(後の全国障害者スポーツ大会)のコーチと監督も経験し,脳性麻痺者にとってスポーツは身体面のみならず精神面,社会面からも重要で意義のある活動と考えている.2001年からは日本身体障害者陸上競技連盟のクラス分け委員として活動しながら,スポーツコーチとして国際的に通用する脳性麻痺の陸上競技選手の育成を目指し指導している.2010年には全国から選手を集めて脳性麻痺者の陸上クラブを立ち上げ,新たな出発を試みている.
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