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文献詳細

雑誌文献

理学療法ジャーナル44巻10号

2010年10月発行

文献概要

講座 自覚症状別フィジカルアセスメント・2

消化器系

著者: 森沢知之1 高橋哲也1 西信一2

所属機関: 1兵庫医療大学リハビリテーション学部理学療法学科 2兵庫医科大学集中治療医学

ページ範囲:P.899 - P.905

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 ヒトが生きていくためには栄養の補給が必要不可欠である.食物の摂取・消化・吸収・排泄の働きを担う器官群を消化器系と呼ぶ.消化器は口・咽頭・食道・胃・小腸・大腸の消化管と,膵臓・肝臓・胆囊の消化腺で構成されており,各臓器が連携して働く.何らかの原因で各臓器が障害された場合,また加齢や不活動に伴い消化器系の働きが低下すると,身体に種々の症状が出現し,理学療法を行ううえでしばしば問題となる.

 理学療法の分野では,運動器や中枢神経系,また呼吸・循環に対する理学療法が重要視され,消化器系は軽視されがちである.しかし,理学療法を行ううえで消化器系の働きも大変重要であり,消化器系を含めた全身管理をしたうえでの理学療法が望まれる.

参考文献

1)横山 卓:食欲不振.月刊ナーシング 29(増):49,2009
2)関口忠司:腹痛.月刊ナーシング 29(増):44-45,2009
3)山門 進:腹痛.上田慶二(編):すぐに役立つ高齢者診療のポイント,pp64-68,永井書店,1999
4)高橋龍太郎:症状からみる老いと病気とからだ.p149,中央法規出版,2002

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1359

印刷版ISSN:0915-0552

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