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理学療法臨床のコツ・12
住宅改修アドバイスのコツ―廊下
著者: 松葉貴司1
所属機関: 1横浜市総合リハビリテーションセンター地域支援課
ページ範囲:P.1086 - P.1088
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廊下は部屋と部屋を結ぶ空間である.伝統的な尺貫法に基づいて建築された廊下は,つたい歩きには適度な狭さであるとともに,車いすを利用するには手狭な広さである.
廊下の改修ポイントは,まず移動様式と通行経路を明らかにすることである.歩行の場合は体格や身体機能,疾患特性を考慮した手すりの設置や段差の解消などを検討する.車いすの場合は車いすの挙動を考慮して通過可能な移動経路を検討し,段差解消や間口の拡大など必要となる改修を計画することが重要である.
廊下は部屋と部屋を結ぶ空間である.伝統的な尺貫法に基づいて建築された廊下は,つたい歩きには適度な狭さであるとともに,車いすを利用するには手狭な広さである.
廊下の改修ポイントは,まず移動様式と通行経路を明らかにすることである.歩行の場合は体格や身体機能,疾患特性を考慮した手すりの設置や段差の解消などを検討する.車いすの場合は車いすの挙動を考慮して通過可能な移動経路を検討し,段差解消や間口の拡大など必要となる改修を計画することが重要である.
参考文献
1)松葉貴司,他:住宅改造.千野直一,他(編):リハビリテーションMOOK 脊髄損傷のリハビリテーション,pp223-228,金原出版,2005
2)野村 歡,他(著):OT・PTのための住環境整備,三輪書店,2007
3)伊藤利之,他(編):地域リハビリテーションマニュアル,三輪書店,1995
4)八木範彦,他(編):リハ実践テクニック関節リウマチ,メジカルビュー,2009
5)吉尾雅春,他(編):理学療法MOOK2脳損傷の理学療法2,三輪書店,2006
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