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編集後記
著者: 鶴見隆正
所属機関:
ページ範囲:P.1130 - P.1130
文献購入ページに移動 バンクーバー冬季五輪大会で幕開けした2010年も残すところわずかとなり,時間の経つのが実に早く感じます.これも歳によるものでしょうか.
さて,今年最後の特集は「股関節疾患の理学療法―update」です.高木先生には,術後在院日数が5~7日間と短い低侵襲THA術の理学療法と患者指導について,臨床経験に基づいて解説いただきました.小澤先生には,人工関節の再置換術を余儀なくされた原因と理学療法を実施する際の留意点などについて解説いただき,心理的支援と生活環境を考慮したADL指導の重要性を強調されています.石原先生には,大腿骨頭壊死症に対する関節温存術の術前からの評価,理学療法のポイントとその根拠について論じていただきました.中村先生には,ヒッププロテクターの効果についてシステマティックレビューに基づいて詳述していただき,新小田先生には,変形性股関節症の臨床所見とADL指導をバイオメカニクスの視点で詳細に解説していただきました.いずれの論文も最新の整形外科治療と一体となった効果的な理学療法を追求する,日々の臨床現場の熱意が行間から伝わってきます.
さて,今年最後の特集は「股関節疾患の理学療法―update」です.高木先生には,術後在院日数が5~7日間と短い低侵襲THA術の理学療法と患者指導について,臨床経験に基づいて解説いただきました.小澤先生には,人工関節の再置換術を余儀なくされた原因と理学療法を実施する際の留意点などについて解説いただき,心理的支援と生活環境を考慮したADL指導の重要性を強調されています.石原先生には,大腿骨頭壊死症に対する関節温存術の術前からの評価,理学療法のポイントとその根拠について論じていただきました.中村先生には,ヒッププロテクターの効果についてシステマティックレビューに基づいて詳述していただき,新小田先生には,変形性股関節症の臨床所見とADL指導をバイオメカニクスの視点で詳細に解説していただきました.いずれの論文も最新の整形外科治療と一体となった効果的な理学療法を追求する,日々の臨床現場の熱意が行間から伝わってきます.
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