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入門講座 浮腫と理学療法・2
リンパ浮腫と理学療法
著者: 滝沢裕子12
所属機関: 1福岡医療リハビリテーション専門学校 2東西クリニックリンパ浮腫治療センター
ページ範囲:P.147 - P.153
文献購入ページに移動リンパ浮腫は子宮がんや乳がんのリンパ節郭清手術後や放射線照射後に発症することが多く,日本には現在,約12万人の患者がいるといわれている.これまでリンパ浮腫の予防法や治療法があまり知られていなかったため,多くの患者は十分な治療を受けることができずにいた.
しかし,平成20(2008)年度の診療報酬改定により,リンパ浮腫指導管理料が医師・看護師・理学療法士に限り算定できることになった.理学療法士がリンパ浮腫に関する知識と治療技術を習得することによりリンパ浮腫を発症する患者数,重症化する患者数が減り,理学療法士の活躍する場が増えるであろう.
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