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文献詳細

雑誌文献

理学療法ジャーナル44巻2号

2010年02月発行

文献概要

入門講座 浮腫と理学療法・2

リンパ浮腫と理学療法

著者: 滝沢裕子12

所属機関: 1福岡医療リハビリテーション専門学校 2東西クリニックリンパ浮腫治療センター

ページ範囲:P.147 - P.153

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はじめに

 リンパ浮腫は子宮がんや乳がんのリンパ節郭清手術後や放射線照射後に発症することが多く,日本には現在,約12万人の患者がいるといわれている.これまでリンパ浮腫の予防法や治療法があまり知られていなかったため,多くの患者は十分な治療を受けることができずにいた.

 しかし,平成20(2008)年度の診療報酬改定により,リンパ浮腫指導管理料が医師・看護師・理学療法士に限り算定できることになった.理学療法士がリンパ浮腫に関する知識と治療技術を習得することによりリンパ浮腫を発症する患者数,重症化する患者数が減り,理学療法士の活躍する場が増えるであろう.

参考文献

1)保医発第0305001号 平成20年3月5日 診療報酬の算定方法の制定等に伴う実施上の留意事項について B001-7 リンパ浮腫指導管理料
2)大橋俊夫:血液循環.本郷利憲,他(監):標準生理学,p585,医学書院,2005
3)International Society of Lymphology:The diagnosis and treatment of peripheral lymphedema. 2009 Consensus Document of the International Society of Lymphology. Lymphology 42:51-60, 2009
4)Foldi M:Textbook of lymphology, pp496-498, Urban & Fischer, Germany, 2003
5)廣田彰男:「リンパ浮腫」知って!,pp60-63,芳賀書店,2004
6)Foldi M:Textbook of lymphology, p497, Urban & Fischer, Germany, 2003
7)Foldi M:Textbook of lymphology, pp108-109, Urban & Fischer, Germany, 2003
8)小川佳宏,他:浮腫疾患に対する圧迫療法,p20,文光堂,2008
9)保医発第0321001号 平成20年3月21日 四肢のリンパ浮腫治療のための弾性着衣等に係る療養費の支給における留意事項について
10)小川佳宏,他:浮腫疾患に対する圧迫療法,p61,文光堂,2008
11)リンパ浮腫診療ガイドライン作成委員会(編):リンパ浮腫診療ガイドライン,pp30-32,金原出版,2009
12)廣田彰男,他:リンパ浮腫がわかる本,pp146-147,法研,2004

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1359

印刷版ISSN:0915-0552

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