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文献詳細

雑誌文献

理学療法ジャーナル44巻2号

2010年02月発行

文献概要

1ページ講座 医療に関連するトピックス

DPC制度

著者: 康永秀生1

所属機関: 1東京大学大学院医学系研究科医療経営政策学講座

ページ範囲:P.156 - P.156

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●DPC≠包括支払

 日本版診断群分類(DPC:diagnosis procedure combination)は,2003年に82特定機能病院に導入され,現在までに全国の1,000施設を超える急性期病院に普及している.

 DPCは診療報酬制度における「包括支払」システムとリンクされている.そのため,あたかも「DPC」と「包括支払」が同義であるかのような誤解が一般に見受けられる.

 そもそもDPCとは,各患者を「病名」と「行われた医療行為」との組み合わせで約2,500の診断群に分類する手法である.各患者には14桁で構成される診断群分類番号(DPCコード)が振られる.つまりDPCは本来,患者分類のためのツールであって,支払とは関係ない.

参考文献

1)松田晋哉:基礎から読み解くDPC―正しい理解と実践のために,医学書院,2007

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1359

印刷版ISSN:0915-0552

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