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文献詳細

雑誌文献

理学療法ジャーナル44巻2号

2010年02月発行

文献概要

学会印象記

―第25回義肢装具学会―理学療法への提言

著者: 香川真二1

所属機関: 1兵庫医療大学リハビリテーション学部

ページ範囲:P.170 - P.171

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 秋晴れという言葉にふさわしい好天に恵まれた2009年10月31日(土),11月1日(日)に,第25回日本義肢装具学会学術大会(以下,本学会)が神戸市のポートアイランドで開催された.会場となった国際展示場は,三宮駅と神戸空港を結ぶポートライナーの最寄駅から徒歩1分と大変便利であり,参加者も予想を大きく超える1,500名と盛況であった.

 神戸と義肢装具学会との関係は古く,1968年に日本義肢装具研究同好会(現・日本義肢装具学会)が神戸の地で発足し,1989年には澤村誠志先生(兵庫県立総合リハビリテーションセンター)のもと,第6回ISPO(国際義肢装具協会)世界学会も神戸で開催された.本学会の大会長である陳 隆明先生(兵庫県立総合リハビリテーションセンター)は,澤村先生と20年来にわたり切断者の臨床現場に携わってきた方である.そのため,今回の学会は義肢装具士の学会という印象ではなく,どちらかというと医師,セラピスト,看護師向けの内容が多く盛り込まれていた.

 大会テーマは「ハードウェアとソフトウェアの融合」で,これまで培われてきた義肢装具に関するハードウェアに加えて,科学的根拠に基づく臨床評価とリハビリテーション(以下,リハビリ)をいかに融合するかに焦点をあて,会長講演,ワークショップ,シンポジウムが組まれていた.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1359

印刷版ISSN:0915-0552

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