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雑誌目次

雑誌文献

理学療法ジャーナル44巻4号

2010年04月発行

雑誌目次

特集 筋力増強―update

EOI(essences of the issue)

ページ範囲:P.267 - P.267

 筋力増強は,関節可動域運動とならび理学療法の基本中の基本となるものである.最新の理論的背景やエビデンスを常に理解し,臨床での適切な評価法や効果的な運動・指導法などに結びつける必要がある.本特集では,updateとして,痙縮筋ならびに神経筋疾患に対する安全で効果的な筋力増強法を取り上げ,高齢者の動作と筋力との関係を含めた筋力増強の様々な方法と効果について整理した.

筋力増強の代表的方法と効果

著者: 室増男

ページ範囲:P.269 - P.276

筋力増強の代表的方法と効果

 筋力トレーニングは絶対筋力,筋持久力,筋肥大,筋パワーなどを増加させるポピュラーな身体活動の1つである.特に,高齢者または患者の筋力トレーニングは,効率的かつ安全で効果的に実施されなければ,身体活動としての高いコンプライアンスにつながらない.プログラム作成にあたり,強度,セット数,セット間の休息時間(インターバル),運動様式,筋収縮速度からなるトレーニング変数間の相互関係を考慮することが重要である.本稿では,健康成人と高齢者の筋力トレーニングの方法とその効果について概説する.

高齢者の動作獲得に必要な筋力と筋力増強法

著者: 池添冬芽 ,   市橋則明

ページ範囲:P.277 - P.285

はじめに

 日常生活動作の自立には年齢や筋力,関節可動域,バランス機能,視機能,認知機能など様々な要因が関与するが,特に下肢の筋力低下は,立ち上がりや歩行・階段昇降などの起居移動動作能力の低下をもたらす大きな要因であると考えられている1~6).また,下肢の筋力低下は転倒の危険性が非常に高い内的要因であることも報告されている7,8).さらに,ある一定の下肢筋力値を下回った場合に,高齢者の日常生活動作能力が著しく障害されることが指摘されている.このような高齢者の動作自立に必要な筋力レベルの水準値を明らかにすることは,動作獲得を目指した筋力トレーニングを処方する際の,具体的かつ簡便な指標となると考える.本稿では高齢者の動作獲得に必要な筋力水準値およびその筋力増強法について述べる.

痙縮筋に対する筋力増強

著者: 臼田滋

ページ範囲:P.287 - P.296

はじめに

 脳卒中や脳性麻痺などの上位運動ニューロン損傷による痙縮筋を有する対象者に対して,これまで筋力増強運動は軽視され,むしろ禁忌と考えられてきた.それには歴史的にいくつかの理由があるが,その1つは,筋力低下(運動麻痺)は痙縮のある拮抗筋の対抗によるものであるという捉え方であり,そのため痙縮を減少させることに主眼がおかれてきた1).他方では,強い努力により痙縮が増大し,異常な連合反応を引き起こしてしまうという懸念があり,最大抵抗運動などの運動は,上位運動ニューロン損傷者には用いるべきではないと考えられてきた1).また,末梢性麻痺は量的変化であるが,中枢性麻痺は質的変化であり2),上位運動ニューロン損傷者に対しては筋力テストすらも不適切と極端に考えられてきた面がある.

 近年,日常的な運動や活動に及ぼす機能障害の影響として,どれほど痙縮が重要であるのか,痙縮によって巧緻性や筋力が低下するのか,努力を伴う運動によって痙縮が悪化するのかという点について,徐々に新しい知見が集積されつつある.そして,痙縮を有する対象者に対する筋力増強運動に関する質の高い介入研究も増え,その効果が検証されつつあり,脳卒中者および脳性麻痺者に対する筋力増強運動に関する系統的総説3~10)も報告されてきている.その結果,ガイドライン11,12)においても,痙縮筋に対する筋力増強運動が痙縮を強めるというエビデンスはなく,筋力を向上させることに加えて,粗大運動能力の改善や歩行に関連した指標の改善が得られることが記載されるまでになった.

 本稿においては,近年の科学的な知見や背景理論の発展に基づいた上位運動ニューロン損傷による機能障害の捉え方と,脳卒中者と脳性麻痺者を対象とした痙縮筋に対する筋力増強運動の効果について,国際生活機能分類(International Classification of Functioning, Disability and Health:ICF)13)の構成要素別に解説する.

神経筋疾患に対する筋力増強

著者: 間瀬教史 ,   青田絵里 ,   永田昌美 ,   高嶋幸恵

ページ範囲:P.297 - P.304

はじめに

 神経筋疾患のなかには筋ジストロフィー,多発性筋炎,ギラン・バレー症候群(Guillain-Barré syndrome),筋萎縮性側索硬化症(amyotrophic lateral sclerosis:以下,ALS)など多くの疾患が含まれる.これらの疾患では,ほぼ共通して筋力低下を伴い,運動療法においてはその回復が主要な目標となることが多い.各疾患にみられる筋力低下は,その疾患の病態により生じているため,病態の悪化・改善により筋力が低下・増強する.そのため,病態が大きく異なるこれらの疾患では,筋力増強の過程も様々である.

 神経筋疾患の筋力増強を考える場合,ほぼ共通して問題となるのが過用性筋力低下(overwork weakness)や高い疲労性である.過用性筋力低下は,一定期間の筋の使用によって生じた筋力と持久力の低下が持続する状態である1).疲労は,生理学的・心理学的両面の意味をもつ多次元的な概念である.そのなかでも生理学的疲労とは運動の持続により起こる筋機能の一時的な機能不全である2).そのため,神経筋疾患にみられる過用性筋力低下と疲労とは異なる概念であるが,高い疲労性を示す時期に過用性筋力低下が生じやすいと考えられているためか,切り離して議論されることは少なく,関連性の高いものとして述べられることが多い.

 本稿では,神経筋疾患にみられる疲労の病態を述べたうえで,過用性筋力低下を考慮した神経筋疾患患者の筋力増強練習について概説する.

とびら

あなたが創るこの1年

著者: 福井勉

ページ範囲:P.265 - P.265

 坂本龍馬の人気の秘密は,身分による差別や陰湿さを嫌い,おおらかで創造性の豊かなその人間性にあると言われている.物事を明るい方向にもっていくにはどうしても創造性が必要である.

 新人や学生に「自信をつけたいかどうか」を尋ねると,多くの人は「そうだ」と答える.ところが,新人は「どのように自信をつければよいのか」がわからないでいる人が多いように思う.多くの研修会に参加することや,大学院にいって「何か」を掴もうと足掻く.ここにも創造性が必要である.

臨床実習サブノート 臨床実習に不可欠な基本的技能・1【新連載】

臨床実習の心得

著者: 小澤明人

ページ範囲:P.305 - P.310

はじめに

 まずは,表1)をみてほしい.これは,社団法人日本理学療法士協会が定めている倫理規程である.この他にも,協会のホームページ内には理学療法士に関係する指針やガイドラインなどが示されている.これらは理学療法士のあり方の基本を記したものであり,学生も知っておくとよいと思う.自分の将来の仕事の内容を理解するためにも,臨床実習(以下,実習)が始まる前に一読しておくことを勧める.また,臨床実習指導者(以下,指導者)も臨床実習生(以下,実習生)を指導する際には,改めて一読してみてはいかがだろうか.

 世の中の様々な変化に伴い,私たち理学療法士を取り巻く環境も変化している.同時に,実習の形態も様々な変化を続けている2).しかし,実習の本質的な意味自体は変化することはないと思われる.実習は,養成校で学んだ知識や技術を理学療法対象者に適用し,理学療法における臨床的な思考過程を学び,理学療法士の存在意義を確認する一連の作業であると言えよう.

 私自身も,数々の工夫をしながら様々な想いや願いを込めて臨床教育を行っている.本稿では,それらの経験を踏まえて,これから実習に出ようとする学生に対して,様々な心得などについて,私見を交えつつ記述したいと思う.

 最初に,実習の位置づけについて概説する.次に,実習前に準備しておくべきこと,実習中の様々な心得や行動パターン,そして実習後の心得というように,時系列に沿った流れで解説し,最後に指導者が実習生に期待する主体性や積極性などについても,できるだけ具体的に解説したいと思う.

1ページ講座 理学療法関連用語~正しい意味がわかりますか?

起座呼吸

著者: 解良武士

ページ範囲:P.313 - P.313

 起座呼吸(orthopnea)とは,臥位では呼吸困難感が強いが,座位になるとその症状が軽減する状態を指す.起座呼吸を認める代表的疾患としては,左心不全が挙げられる(表).左心不全において臥位よりも座位のほうが呼吸困難感が軽減するメカニズムには,主に静水圧が影響している.

 肺内血液量,肺気量,気道抵抗などは,臥位と立位のような姿勢の違いによって影響を受ける.立位では静水圧の影響により下肢にかなりの血液が移動する.しかし臥位になると,下肢に貯留されている血液が静水圧の影響下から解放されて頭側へ移動するため,肺内血液量は増加する.その変化量は大きく,立位から臥位になると肺内血液量は30%以上も増加する.これは肺胞や気管のスペースも変化させる量で,全肺気量(TLC)は臥位になると約10%も減少する.量の多少はあれ,座位から臥位に変化しても同様である.このような肺内血液量の変化は,左心不全の症状に大きな影響を及ぼす場合がある.

医療に関連するトピックス

新型インフルエンザ

著者: 玉記雷太 ,   押谷仁

ページ範囲:P.333 - P.333

 2009年6月11日に世界保健機関(WHO)が新型インフルエンザA/H1N1に対する警戒レベルを最高のフェーズ6に引き上げ世界的大流行(パンデミック)を宣言して以来,2010年1月時点で15,000例を超える死亡例が報告されている.日本でも2009年12月時点で死亡例が100例を超えており,増加傾向にある.

新人理学療法士へのメッセージ

29歳の新人から

著者: 高木啓太

ページ範囲:P.314 - P.315

 私は,理学療法士となり今年度で3年目になります.大学を卒業し,教員(非常勤講師)を経験した後,この職業に飛び込んできました.近年では,養成校に社会人経験者が多く,私の通っていた学校にも2割程度いました.新人といえども,入職して以降,学生の時とはまた違った感想を抱きながら働いております.

 当院は総合病院で,リハビリテーション科スタッフの平均年齢は若いのですが,とてもまとまっている職場です.まだ2年間の経験で,新人の皆さんに近い立場の私ですが,この職場で経験し,感じたことを書かせていただきます.アドバイスとまではいかなくとも,心構えのヒントとなれば幸いです.

特別寄稿

今なお生きる彼の想い―『生きたい!! 僕の履歴書』とは

著者: 池田由佳

ページ範囲:P.316 - P.316

 私の主人,池田真一は理学療法士でした.彼が帰らぬ人となり,もうすぐ2年.信じられない速さで月日は流れていきます.しかし,今なお,忘れられない想いがあります.

 彼は,もともとは理学療法士を目指していたわけではありませんでした.高校生の頃,身体に異変を感じ,受診した病院で告げられた病名は「急性骨髄不全症」.医師の言葉を信じて,青春時代を治療に捧げました.そして,元気を取り戻して念願の大学に進学した矢先,再び不調を来し,その時に初めて自分が「急性白血病」という重い病を患っていることを聞かされました.助かる道は骨髄移植しかありませんでした.移植を何度も断られ,死にたくなるほど苦しい治療に臨むなかで,彼は奇跡的に骨髄バンクの善意のドナーさんに命を助けられました.そして「自分なら患者さんの気持ちをより深く理解できるはずだ,これからは医療を提供する側の人間になる」という強い信念を抱くようになり,理学療法士を志すことを決意したのでした.

入門講座 理学療法学教育とFD・1【新連載】

医療関係職種教育におけるFDのシステム

著者: 藤崎和彦

ページ範囲:P.317 - P.324

はじまりはWHOのRegional Teacher Training Center

 医療関係職種教育におけるteacher training(今でいうFD:faculty development)の歴史は,1970年代初頭にWHOが医療関係職種の教育改革には,まず教員のteacher trainingが重要だという認識の下に,世界的にteacher trainingを主導したことが出発点になっている.

 1972年に発行されたWHOのTechnical Report Series 521号において,WHOは医療関係職種教育におけるteacher trainingを進めるという画期的な方針を打ち出し,時を同じくしてコペンハーゲンで開催された世界医師会主催の第4回世界医学教育学会でも“Teaching the Teacher to Teach”と銘打ったワークショップが開催されるなど,この時期に一連の動きがスタートしている.

講座 理学療法(士)と倫理・4

理学療法の研究活動と倫理

著者: 真壁寿

ページ範囲:P.325 - P.332

はじめに

 近年の科学技術の伸展に伴い,臨床研究の重要性は一段と増している.医療の進歩は,最終的には臨床研究に依存せざるを得ない場合が多いが,臨床研究の実施にあたっては被験者の福利に対する配慮が求められる.このことは当然ながら理学療法においても同様である.

 わが国においては,2003年7月に厚生労働省から「臨床研究に関する倫理指針」が提示され,2008年7月に全面改正された.この倫理指針は,世界医師会によるヘルシンキ宣言に示された倫理規範やわが国の個人情報の保護に係わる議論を踏まえ,また,「個人情報の保護に関する法律(平成15年法律第57号)第8条」の規定に基づき,臨床研究の実施にあたり,研究者等が遵守すべき事項を定めたものである.また,「臨床研究に関する倫理指針」に先立ち,2002年6月に「疫学研究に関する倫理指針」も文部科学省および厚生労働省から提示され,2008年に一部改正されている1)

 本稿では,2008年に改正された「臨床研究に関する倫理指針」2)(以下,「指針」と略)を概括した後,実際に臨床研究を進めていくうえで参考となる書式,研究計画書,チェックリストなどの具体例を示し,理学療法士がどのように倫理に配慮し,臨床研究をしていくべきかを述べたい.

理学療法臨床のコツ・4

基本動作練習のコツ―歩行練習のコツ①

著者: 嶋田誠一郎

ページ範囲:P.334 - P.335

歩行練習の安全性

 小児を除いた対象者の歩行能力の改善を阻害する因子の1つとして,恐怖感がある.特に転倒経験が病状と関係しているようなケースでは要注意である.理学療法士は,対象者が視覚的に感じる恐怖感を最小にするようナイーブに環境への配慮をする必要がある.対象者を歩行介助あるいは誘導する際の理学療法士の立つ位置にも注意が必要である.対象者が転倒の不安を感じる方向や箇所数は様々であり,膝折れのような下方崩壊型の転倒不安がある場合は,より近くに立たないと不安は拭えないし,前方および後方にも不安がある場合は両方向への安心感を与える必要がある.

ひろば

理学療法士の夢物語り

著者: 奈良勲

ページ範囲:P.338 - P.338

 恒温動物は何らかの夢を見るらしいことから,夢を見たことのない人間は皆無であろう.夢とは睡眠中に生じる非現実的な錯覚または幻覚といわれ,多くは視覚的な性質であるが,ときに聴覚・味覚・運動感覚に関連していることもある.また,睡眠障害の1つといわれる夢遊病や覚醒中の白昼夢もある.

 英語,dreamのゲルマン共通語はdraumazであり,楽しみ・音楽・夢などの意味がある.確かに,夢を見る楽しみや楽しい夢を見ることもあるが,悲しい夢,怖い夢を見ることもある.一般的に音楽のジャンルによって個人の好みは異なるが,好きな音楽を聴くのは楽しく,こころも癒されることからdraumazの複数の意味に関連性があることは納得できる.

あんてな

第45回日本理学療法学術大会(in岐阜)の企画と開催地の紹介―水と緑の岐阜へ

著者: 舟木一夫 ,   堀信宏

ページ範囲:P.339 - P.344

 日本のど真ん中,また「楽市楽座」発祥の地でもある「岐阜」で,第45回日本理学療法学術大会が開催されます.会期は長良川の鵜飼シーズン中の2010年5月27日(木)から29日(土)の3日間です.

 本学術大会の会場(図1)である長良川国際会議場,岐阜都ホテル,県民文化ホール未来会館,岐阜メモリアルセンターは岐阜のシンボルである金華山と岐阜城が一望できる長良川畔にあります.これら,長良川畔の約30ヘクタールのエリアに建てられた施設(岐阜都ホテルを除く)は,他のスポーツ施設(競技場・野球場)と共に『世界イベント村』と呼ばれ,様々な分野のイベント・コンベンションが同時に開催できる世界にも例のない大型複合施設の集積群(コンプレックス)となっています.本学術大会の会場はJR岐阜駅・名鉄岐阜駅よりバスで約20分,4会場同士は歩いていける距離(徒歩15分圏内)のエリア内に点在しています.会期中は岐阜駅と会場,会場間を無料のシャトルバスが運行しますので是非ご利用下さい.また,長良川国際会議場では屋台コーナーを設置し,岐阜の物産を取り揃えます.昼食やお土産などにご利用下さいませ.

書評

―奈良 勲・内山 靖(編)―「図解 理学療法検査・測定ガイド 第2版」

著者: 櫻井宏明

ページ範囲:P.336 - P.336

 理学療法では,信頼性・妥当性・確実性のある標準化された評価/検査・測定が要求される.評価/検査・測定とは,患者の現時点での状態を把握し,治療方針を決定し,その実施過程の如何を確認し,さらに,その将来を予測する過程である.「治療即評価」と言われるように,治療と評価は一体であり,「評価できぬ者に治療あらず」と言っても過言ではないほど,理学療法にとって検査・測定は極めて重要な柱である.そして,検査・測定を実施するうえでは,基本的知識だけでなく,基本的臨床技能と実践能力が要求される.

 このような中で,本書は,検査・測定に関わる基本的臨床技能と実践能力を高めることに力点が置かれており,理学療法の検査・測定に必要な内容がすべて網羅されている好評書「図解 理学療法検査・測定ガイド」の第2版である.理学療法における検査・測定の目的と相対的位置づけをコンパクトに示し,検査・測定の実際,情報収集の仕方などが丁寧に説明されている.また,初版に加え,「検査・測定項目の選択」,「動作観察の実際」,「動作分析の統合」,「活動量・生活範囲」,「健康関連QOL」の項目が追加され,検査・測定を実施する際のポイントがより一層,明確に捉えることが可能になった良書である.

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文献抄録

ページ範囲:P.346 - P.347

編集後記

著者: 内山靖

ページ範囲:P.350 - P.350

 2010年度のはじまりです.

 臨床施設や学校では,新人を迎え,職場に新しい息吹と希望がみなぎる季節です.この雰囲気は,諸先輩たちにも伝わり,それぞれが新たな目標に向かって仕事を進める節目にもなります.

 新入職員や新入生に何をいかに伝えるかは,先輩たちにとって重要な課題です.その共通した思いには,「基礎・基本」を確実に習得して実行するとともに,目の前の様々な課題に臨機応変な対応ができる応用能力を身につけていくために,各自が常に学ぶ姿勢をもち続ける力を涵養することにあります.基礎・基本とは,困難な課題に直面した時こそ立ち戻ることができる拠り所でもあります.

基本情報

理学療法ジャーナル

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN 1882-1359

印刷版ISSN 0915-0552

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