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文献詳細

雑誌文献

理学療法ジャーナル44巻5号

2010年05月発行

文献概要

紹介

わが国における動物理学療法の現状と今後の課題

著者: 浅利和人1

所属機関: 1帝京科学大学医療科学部理学療法学科

ページ範囲:P.395 - P.397

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動物理学療法とは

 動物の生態や人間との関わりを紹介するテレビ番組で,ケガを負った野生動物を自然に帰したり,故障した競走馬を再びレースに復帰させるといった物語がよく紹介される.動物リハビリテーションと聞くと,このようなイメージをもつ人が多いかもしれない.これらの動物の専門家による活動も広義の動物リハビリテーションといえるが,本稿で紹介する動物理学療法(animal physiotherapy)は,主に犬や猫などの伴侶動物(ペット)を対象とした理学療法であり,主要先進国において理学療法士と獣医師が協力して実施している医学的リハビリテーションである.

 近年ではわが国においても動物理学療法の重要性が認識され始め,獣医師や動物看護師といった動物医療専門職が試行錯誤しながら理学療法を実践するようになってきた.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1359

印刷版ISSN:0915-0552

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