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文献詳細

雑誌文献

理学療法ジャーナル44巻5号

2010年05月発行

文献概要

入門講座 理学療法学教育とFD・2

専門学校教育におけるFDの実践

著者: 酒井吉仁1 荻島久裕1 城戸智之1 徳田裕1 田中勝1 宮原謙一郎1 野津小映子1

所属機関: 1富山医療福祉専門学校理学療法学科

ページ範囲:P.403 - P.410

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理学療法教育における専門学校教育の位置づけとFD(faculty development)の現状

 わが国における理学療法士教育は,1963年の3年制専門学校教育から始まった.現在,理学療法士養成施設は急増し,4年制の専門学校,大学の占める割合が増えてきている.社会的ニーズの高まりによる専門職業領域の拡大と,理学療法学としての各領域の学問の深化によって,卒後教育も含めた理学療法士教育体制が体系的,効果的に変化していくことが必要と考えられる.

 大学での教育は,専門分野の教育研究から広範にわたる深化した知識を得ること,これらの研究を行う優れた思考力を備えた知識人を育成することを目的としている.それに対し,専門学校における理学療法教育は,職業教育を主たる目的として行われる(図1).

参考文献

1)桑折範彦,他:全学共通教育における学生による授業評価と授業改善のシステム.大学教育研究ジャーナル 3:44-57,2006
2)紙谷昭央,他:富山県内の理学療法士の学習過程について―生涯学習プログラムの検討―.理学療法学 35:894,2008
3)酒井吉仁,他:新入学生の行動変容へのアプローチ.理学療法学 31:298,2004
4)東京女子医科大学医学部テュートリアル委員会:テュートリアル教育,p11,篠原出版新社,2009
5)日本医学教育学会(監修):医学教育技法マニュアル,pp9-14,篠原出版,1993
6)酒井吉仁,他:問題立脚型学習(Problem-Based Learning)導入体験からの検討.理学療法学 32:569,2005
7)大友賢二:項目応答理論.電子情報通信会誌 92:1008-1012,2009
8)酒井吉仁,他:学生による授業評価の有用性.理学療法学 30:412,2003

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1359

印刷版ISSN:0915-0552

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