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書評
―松村真司,下田泰彦,山寺慎一(著)―「在宅医療チームスタッフのための必携薬剤手帳!」
著者: 伊藤隆夫1
所属機関: 1船橋市立リハビリテーション病院
ページ範囲:P.493 - P.493
文献購入ページに移動 本書の帯のキャッチコピーに,「本当にこんなに薬が必要なの?」,「これって薬の副作用のせい?」,「どう他職種と関わればいい?」,「薬について聞かれたらどうしよう?」の言葉が踊る.これらのすべてが訪問リハビリテーションの現場でセラピストが直面している現実そのものといえる.つまり本書の著者は3人とも医師だが,在宅の現場で実際にセラピストとチームを組んで,共に汗をかいてきた人たちなのだということがよくわかる.
ページを繰ると「総論にかえて」で3人の著者の鼎談が載せられているが,そこに明確に本書が単なる薬の紹介ではなく,在宅のチームワークを少しでも前進させたいという姿勢が伝わってくる.薬の知識というより「薬は(在宅支援スタッフの)コミュニケーションの軸の一つになり得る」という発想がきわめて新鮮であり,それこそが訪問セラピストが求めていたものだという感激に似た思いを新たにした.思わず「うん!うん!」と頷いている自分に気づかされた.
ページを繰ると「総論にかえて」で3人の著者の鼎談が載せられているが,そこに明確に本書が単なる薬の紹介ではなく,在宅のチームワークを少しでも前進させたいという姿勢が伝わってくる.薬の知識というより「薬は(在宅支援スタッフの)コミュニケーションの軸の一つになり得る」という発想がきわめて新鮮であり,それこそが訪問セラピストが求めていたものだという感激に似た思いを新たにした.思わず「うん!うん!」と頷いている自分に気づかされた.
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