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多剤耐性菌と治療
著者: 畠山修司1
所属機関: 1東京大学医学部附属病院感染症内科
ページ範囲:P.507 - P.507
文献購入ページに移動 病院感染症の原因となる多剤耐性菌は,多くが医療従事者の手指などを介して伝播するため,標準予防策および接触感染予防策などの感染予防策を講じることが重要である.単なる定着であれば抗菌薬の使用は控え,感染予防策を励行する.一方,感染症を生じた場合には,治療薬の選択肢は著しく限られるため,菌の特性を知ったうえで最適な抗菌薬を用いる.
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