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文献詳細

雑誌文献

理学療法ジャーナル44巻7号

2010年07月発行

文献概要

特集 在宅理学療法の実践

在宅理学療法に求められる資質

著者: 渡邉好孝1

所属機関: 1医療法人松田会

ページ範囲:P.553 - P.559

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はじめに

 在宅理学療法で利用者に求められるものは,知識や技術が優れていること以上に,心を揺さぶる感動と驚き,幸せの提供ができる「人」である.現在,そして将来にわたり利用者にとって必要なのは,ホスピタリティ・マインドをもって「もっとよくしたい,何とかしたい」という観点から考え,行動できる人なのである.

 理学療法士は,医療にとどまらず介護サービスや健康支援,そして地域生活者へのサービス提供など多様な領域の活動を行うことが多くなっている.職域が広がったことで多種多様な利害関係者(stakeholder)と交流しなければならない場面も増え,その実力は各方面からの評価を受ける.

 在宅での仕事は他職種との密接な連携なしには成り立たない.コミュニケーション能力が高く,専門性に裏打ちされた質の高い技術提供ができ,人としての魅力がある理学療法士が,利用者とビジネスパートナー(以下,BP)双方から望まれている.

参考文献

1)渡邉好孝,他:利用者に選ばれる魅力ある組織づくりのために,理学療法の歩み 19:2-7,2008
2)牧田光代,他:地域理学療法学,pp6-11,医学書院2007
3)渡邉好孝:老人の治療・介護における哲学とその実践,理学療法 22:1097-1101,2005
4)細田多穂,他:理学療法士プロフェッショナル・ガイド,pp599-603,文光堂,2003

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1359

印刷版ISSN:0915-0552

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