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文献詳細

雑誌文献

理学療法ジャーナル44巻7号

2010年07月発行

文献概要

1ページ講座 医療に関連するトピックス

伝統医療・補完医療・代替医療

著者: 大野智1

所属機関: 1埼玉医科大学国際医療センタートランスレーショナルリサーチセンター

ページ範囲:P.590 - P.590

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 わが国では,国民皆保険制度のもと現代西洋医学を主体とした医療が提供されている.しかし,近年,国民の自己健康管理への関心,患者の治療選択における自己決定意識の高まりに加え,インターネットの普及によって個人による健康・医療情報へのアクセスが容易になったことから,医療現場では,通常医療以外の医療,補完代替医療の利用者が急速に増加していることが指摘されている.

 補完代替医療の定義には明確なものはなく,それぞれの国における医療制度や歴史的・地理的背景によって対象となるものが異なる.米国の国立補完代替医療センターは「現時点では通常医療と見なされていない医療・ヘルスケアシステム,施術,生成物などの総称」と定義している.以下,断りのない限り,本稿の表題となっている「伝統医療・補完医療・代替医療」をまとめて「補完代替医療」と呼ぶ.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1359

印刷版ISSN:0915-0552

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