icon fsr

文献詳細

雑誌文献

理学療法ジャーナル44巻9号

2010年09月発行

文献概要

講座 自覚症状別フィジカルアセスメント・1【新連載】

全身状態

著者: 吉松竜貴1

所属機関: 1東京工科大学医療保健学部理学療法学科

ページ範囲:P.795 - P.803

文献購入ページに移動
はじめに

 全身状態に関する自覚症状が独立していることは少なく,他の症状が隠れていることが多い.症状の複合は原因特定に有利な情報であることが多く,注意深く調査を進める必要がある.また,対象者が発する訴えは主観的で,必ずしも医療者側の抱く概念と一致するとは限らない.自覚症状の内容をさらに掘り下げ,対象者の言葉と医療者側の概念とを適切に結びつけることが重要である.

参考文献

1)林 純:全身倦怠感(初診外来における初期診療).診断と治療 98:85-89,2010
2)中山杜人:プライマリーケアー医のためのめまい診療の進め方,新興医学出版社,2005
3)小田 恂:めまい・難聴・耳鳴,日本医事新報社,2005
4)小田浩之:なんか体がきっつい―全身倦怠感(特集 救急外来で軽症にみえる重症患者を見抜く).レジデントノート 11:44-50,2009
5)寺戸通久:倦怠感がひどいです(特集.新人ナース必携! 救急患者への問診・アセスメント必修講座14).エマージェンシー・ケア 23:368-371,2010
6)内山和彦,他:食欲不振,体重減少(初診外来における初期診療).診断と治療 98:375-379,2010
7)日本睡眠学会(編):睡眠学,朝倉書店,2009
8)今泉 勉(監),阿部治彦(編):失神の診断と治療,メディカルレビュー社,2006

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1359

印刷版ISSN:0915-0552

雑誌購入ページに移動
icon up
あなたは医療従事者ですか?