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講座 自覚症状別フィジカルアセスメント・1【新連載】
全身状態
著者: 吉松竜貴1
所属機関: 1東京工科大学医療保健学部理学療法学科
ページ範囲:P.795 - P.803
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全身状態に関する自覚症状が独立していることは少なく,他の症状が隠れていることが多い.症状の複合は原因特定に有利な情報であることが多く,注意深く調査を進める必要がある.また,対象者が発する訴えは主観的で,必ずしも医療者側の抱く概念と一致するとは限らない.自覚症状の内容をさらに掘り下げ,対象者の言葉と医療者側の概念とを適切に結びつけることが重要である.
全身状態に関する自覚症状が独立していることは少なく,他の症状が隠れていることが多い.症状の複合は原因特定に有利な情報であることが多く,注意深く調査を進める必要がある.また,対象者が発する訴えは主観的で,必ずしも医療者側の抱く概念と一致するとは限らない.自覚症状の内容をさらに掘り下げ,対象者の言葉と医療者側の概念とを適切に結びつけることが重要である.
参考文献
1)林 純:全身倦怠感(初診外来における初期診療).診断と治療 98:85-89,2010
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