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特集 自立支援
頸髄損傷と自立支援
著者: 浜岡憲二1
所属機関: 1労働者健康福祉機構吉備高原医療リハビリテーションセンターリハビリテーション科
ページ範囲:P.5 - P.11
文献購入ページに移動はじめに
対象者のリハビリテーションを考える上で,彼らの全体像を捉えることはその第一歩となる.従来の枠組みであった国際障害分類(International classification of impairments,disabilities and handicaps:ICIDH)は,機能障害,能力障害,社会的不利という障害レベルが直線的に作用するという考え方であり,主に障害と疾患の帰結の因果関係をみるものであった.これに対して2002年より,国際障害分類の改訂版である国際生活機能分類(International classification of functioning,disability and health:ICF)が新しく導入された.これは,対象者の健康との関連について,以下に述べる2つの部門と各2つの構成要素が相互的に作用していると考え,生活機能モデルとして全体像を見るものである1,2).
第1部の生活機能と障害は,心身機能と身体構造,活動と参加が構成因子となり,第2部の背景因子では環境因子と個人因子が構成要素となる.この枠組みで考えると,頸髄損傷における作業療法は,対象者の背景因子を考慮しつつ,主に活動と参加に関与することになる.
対象者のリハビリテーションを考える上で,彼らの全体像を捉えることはその第一歩となる.従来の枠組みであった国際障害分類(International classification of impairments,disabilities and handicaps:ICIDH)は,機能障害,能力障害,社会的不利という障害レベルが直線的に作用するという考え方であり,主に障害と疾患の帰結の因果関係をみるものであった.これに対して2002年より,国際障害分類の改訂版である国際生活機能分類(International classification of functioning,disability and health:ICF)が新しく導入された.これは,対象者の健康との関連について,以下に述べる2つの部門と各2つの構成要素が相互的に作用していると考え,生活機能モデルとして全体像を見るものである1,2).
第1部の生活機能と障害は,心身機能と身体構造,活動と参加が構成因子となり,第2部の背景因子では環境因子と個人因子が構成要素となる.この枠組みで考えると,頸髄損傷における作業療法は,対象者の背景因子を考慮しつつ,主に活動と参加に関与することになる.
参考文献
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