文献詳細
文献概要
理学療法臨床のコツ・15
住宅改修アドバイスのコツ―居室と寝室
著者: 田村茂1
所属機関: 1地域リハビリ支援室・タムラ
ページ範囲:P.238 - P.239
文献購入ページに移動はじめに
筆者はこれまで対象者の家庭復帰に向け,運動療法と同じくリハビリテーションの手段のひとつとして住宅改修に関わってきた.介護保険制度がスタートした頃からその機会はより増えたが,関わる相手によってアドバイスの緻密さや内容を大なり小なり変える必要がある.例えばケアマネジャーに,建築士に,住宅改修施工業者,大工そして家族にと,アドバイスする相手が障害のある人の住宅改修に十分な知識をもっているか否かによってその内容は大きく違う.
私たち理学療法士は何より障害のこと,それによる日常生活動作(ADL)像をよく知っていることが強みである.その立場から住環境に提言することが最も重要であり,基本であると考える.
筆者はこれまで対象者の家庭復帰に向け,運動療法と同じくリハビリテーションの手段のひとつとして住宅改修に関わってきた.介護保険制度がスタートした頃からその機会はより増えたが,関わる相手によってアドバイスの緻密さや内容を大なり小なり変える必要がある.例えばケアマネジャーに,建築士に,住宅改修施工業者,大工そして家族にと,アドバイスする相手が障害のある人の住宅改修に十分な知識をもっているか否かによってその内容は大きく違う.
私たち理学療法士は何より障害のこと,それによる日常生活動作(ADL)像をよく知っていることが強みである.その立場から住環境に提言することが最も重要であり,基本であると考える.
参考文献
1)鶴見隆正,他:現場から学ぶ自立支援のための住宅改修,pp112-114,医学書院,2007
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