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文献詳細

雑誌文献

理学療法ジャーナル45巻7号

2011年07月発行

文献概要

紹介

タイトハムストリングスに対する新たなストレッチング法

著者: 川村健1 平岡弥生1 青山雄祐1 阿部恭子1 西良浩一2

所属機関: 1医療法人三輝会稲山病院リハビリテーション室 2帝京大学医学部附属溝口病院整形外科

ページ範囲:P.583 - P.584

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はじめに

 現在,タイトハムストリングスを改善させる数多くのストレッチング法が存在するが,1人でできる有用なストレッチング法についての報告は少ない.

 今回,われわれはより効果的なストレッチング法を模索する中で1人のサッカー選手に出会うことができた.その選手はタイトハムストリングスがあったにもかかわらず,1か月後の受診の際,見事にそれを克服し指床間距離(FFD)において掌を床に付けてみせた.そこで見事な回復を遂げた経緯を尋ねたところ,その選手の行っていた日々のストレッチングの方法の斬新さにとても驚かされた.それは1人でできるストレッチング法であり,その様子があたかも折りたたみナイフのような動作であったため,その方法をJackknifeストレッチング法と命名し,誰しもが効果を得ることができるのかを知るため今回検証を行うこととした.

参考文献

1)Kippers V, et al:Toe-touch test:A measure of its validity. Phys Ther 67:1680-1684, 1987
2)Lariviere C, et al:The effect of load on the coordination of the trunk for subjects with and without chronic low back pain during flexion-extension and lateral bending tasks. Clin Biomech 15:407-416, 2000
3)Cailliet R,萩島秀男(訳):腰痛症,原著第3版,pp40-49,73-77,医歯薬出版,1990
4)萩島秀男:腰痛症,医歯薬出版,40-65,1986

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1359

印刷版ISSN:0915-0552

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