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文献詳細

雑誌文献

理学療法ジャーナル45巻9号

2011年09月発行

文献概要

臨床実習サブノート スーパーバイザーの視点・論点―患者さんに触れるまで・6

ACL損傷または半月板損傷

著者: 舌間秀雄1

所属機関: 1産業医科大学病院リハビリテーション部

ページ範囲:P.797 - P.803

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はじめに

 膝関節のスポーツ外傷で発生頻度の多いものとしては,前十字靱帯(anterior cruciate ligament:ACL)損傷と半月板損傷が挙げられる.外傷直後の応急処置は安静,冷却,圧迫,挙上すなわちRICE(Rest, Iceing, Compression, Elevation)が原則的に行われる.これらは炎症の拡大を抑えるための受傷現場での応急処置であるが,その後患者は整形外科を受診し,必要と判断された場合にリハビリテーション(以下,リハビリ)の依頼が出る.当院においては整形外科からの依頼により,リハビリ科医師が診察して理学療法の処方が出されるが,多くが術後の入院患者であり,手術翌日より理学療法が開始される.本稿では,ACL損傷術後または半月板損傷術後の処方を受けた理学療法士が,治療を始めるまでにどのような流れで検討を進めるのか,当院入院患者を例にポイントを提示する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1359

印刷版ISSN:0915-0552

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