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文献詳細

雑誌文献

理学療法ジャーナル46巻11号

2012年11月発行

文献概要

特集 はたらく理学療法士の動機づけ 理学療法士の動機づけ

1.筑波記念病院での例

著者: 斉藤秀之1

所属機関: 1医療法人社団筑波記念会筑波記念病院リハビリテーション部

ページ範囲:P.979 - P.982

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はじめに

 本特集は,給料が上がらず明るく見えない将来展望を「何らか」の力で維持・向上すべきであろうと悩んでいる若い理学療法士が多いという現状から企画されたようである.読者の不安を期待に変えるべく,「動機づけ」に着目し,そのヒントを実践事例として紹介することが,本稿での筆者の役割である.

 多様化する社会や職場,組織において「動機づけ」を見出し,維持することは,容易なことではないかもしれない.しかしながら,プロフェッションである理学療法士にとって,理学療法士に手を差し伸べてほしいと思っているクライアントに接することが「動機づけ」の本質である.筆者自身にとって,「動機づけ」という言葉は,あまり好んで使用する言葉ではないため内容に難渋したが,自分自身の経歴を紹介しつつ,「動機づけ」という側面から論じたい.

参考文献

1)大久保幸夫:日本型キャリアデザインの方法,pp36-61,日本経団連出版,2012,
2)飯塚 陽,斉藤秀之:こんな臨床教育を実践しています―(1)筑波記念病院.小林 賢(編):新人3年目までに身につけたい実践!理学療法スキル,pp212-224,医歯薬出版,2010
3)小関 迪,斉藤秀之:リハビリテーション専門職(PT・OT・ST)教育の実際―筑波記念病院の場合.日本リハビリテーション病院・施設協会誌107:24-30,2007
4)黒川 清:イノベーション思考法,PHP研究所,2008

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1359

印刷版ISSN:0915-0552

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