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1ページ講座 福祉機器―在宅生活のための選択・調整・指導のワンポイント
床ずれ(褥瘡)防止エアマット
著者: 吉良健司1
所属機関: 1在宅りはびり研究所
ページ範囲:P.1110 - P.1110
文献購入ページに移動 より重度の要介護者に対する床ずれ(褥瘡)予防や悪化の防止は重要なケアの一つであり,局所への持続的な圧迫力やずれ力を除去するケアと同時に,褥瘡防止用具の有効活用が重要なポイントとなる.
介護保険レンタルで用いられる褥瘡防止用具には,① ウレタンやゲルによる静止型マットレスと,② 圧切替型エアマットレスがあるが,一般的には褥瘡がすでにある場合や,日常的に自力で寝返りが行えず褥瘡の危険因子を持っている場合にエアマットレスが選択される傾向にある.褥瘡の危険因子とは,生活場面での同一の姿勢の持続,体位変換が困難,病的な骨突出,浮腫,拘縮(特に下肢),皮膚の湿潤(多汗,尿便失禁),水分や栄養状態の低下などである.また,介護・介助の仕方や介護力の低下なども重要な因子である.
介護保険レンタルで用いられる褥瘡防止用具には,① ウレタンやゲルによる静止型マットレスと,② 圧切替型エアマットレスがあるが,一般的には褥瘡がすでにある場合や,日常的に自力で寝返りが行えず褥瘡の危険因子を持っている場合にエアマットレスが選択される傾向にある.褥瘡の危険因子とは,生活場面での同一の姿勢の持続,体位変換が困難,病的な骨突出,浮腫,拘縮(特に下肢),皮膚の湿潤(多汗,尿便失禁),水分や栄養状態の低下などである.また,介護・介助の仕方や介護力の低下なども重要な因子である.
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