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編集後記 フリーアクセス
著者: 鶴見隆正
所属機関:
ページ範囲:P.1148 - P.1148
文献購入ページに移動このような沈みがちな想いをスカッとする朗報が世界中に発信されました.人工多能性幹細胞(iPS細胞)を世界で初めて作製した山中伸弥京都大学教授がノーベル生理学・医学賞を受賞されたことです.iPS細胞の画期的なところは,心筋や神経などの様々な組織細胞に置き換わることで,損傷した臓器や脊髄神経などの修復に用いる「再生医療」の新たな道を開いたことです.受賞コメントの「皆ができないと思っていることをできるようにするのが科学です」という教授のひと言は,難渋する中枢神経疾患の運動療法などに日々取り組む理学療法士の心に響き,力が湧いてきます.
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