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文献詳細

雑誌文献

理学療法ジャーナル46巻3号

2012年03月発行

文献概要

特集 東日本大震災と理学療法

―座談会―東日本大震災における理学療法・士の支援活動

著者: 後藤博音1 白根達也2 半田一登3 鶴見隆正4

所属機関: 1宮城県気仙沼保健福祉事務所 2岩手県立山田病院 3日本理学療法士協会 4神奈川県立保健福祉大学

ページ範囲:P.227 - P.238

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鶴見 2011年3月11日午後2時46分に発生したマグニチュード9.0の東日本大震災は,巨大な津波と原子力発電所事故を引き起こし,未曾有の広域にわたる甚大な複合的被害をもたらしました.長年にわたって懸命に築いてきた生活,力を合わせてきた家族,一人ひとりの人生,そして町並みも地場産業も一瞬のうちに奪い去った天変地異の破壊力には言葉を失います.12月2日現在の震災死者15,840人,不明者3,546人と警察庁は公表しています.お亡くなりになられた方々には心から哀悼の意を表しますとともに,今なお避難生活を送られている方々には心からお見舞い申し上げます.

 震災発生後9か月が経過した現在,ライフラインの復旧とともに生活環境,産業などを含めた社会インフラの復旧・復興が急がれていますが,その一方で,復興から取り残され先の見えない高齢者のなかには,無気力化,孤立化する人が増えており,きめ細かな医療保健体制,生活再建の支援が求められています.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1359

印刷版ISSN:0915-0552

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