文献詳細
文献概要
特集 理学療法士のキャリアデザイン 理学療法士のキャリアモデル
2.部門管理者として
著者: 後藤伸介1
所属機関: 1やわたメディカルセンターリハビリテーション技師部
ページ範囲:P.405 - P.407
文献購入ページに移動部門管理者に至るまでの経緯
筆者は,1987年に国立大学の医療技術短期大学部を卒業し,現在の職場に就職した.当院への就職動機は,関心をもっていた中枢神経疾患患者の理学療法を行える施設であったことと,良い学習環境であると思ったことである.キャリアとして部門管理者を目指していたわけではなく,今のような立場になることを想像さえもしていなかった.初めの10年ほどは様々な研修会への参加に没頭し,理学療法士としての技術を高めることだけを考えていたように思う.年1回程度の学会発表や論文投稿を自分の課題としたり,学士号を取得したりはしたが,学問を究めようという強い意志や目標があってのことではなかった.
当院は,1968年にリハビリテーション(以下,リハ)を主とする病院として開設されたが,徐々にその医療機能を拡充し,現在は二次救急指定の急性期医療と回復期医療(亜急性期病床,回復期リハ病棟)を行っている.また,通所・訪問リハをはじめとする在宅医療・介護は,当院だけでなく法人グループ内の関連事業所においても展開している.さらに予防医学を基盤とした健康増進施設等の運営も行っている(表1).
筆者は,1987年に国立大学の医療技術短期大学部を卒業し,現在の職場に就職した.当院への就職動機は,関心をもっていた中枢神経疾患患者の理学療法を行える施設であったことと,良い学習環境であると思ったことである.キャリアとして部門管理者を目指していたわけではなく,今のような立場になることを想像さえもしていなかった.初めの10年ほどは様々な研修会への参加に没頭し,理学療法士としての技術を高めることだけを考えていたように思う.年1回程度の学会発表や論文投稿を自分の課題としたり,学士号を取得したりはしたが,学問を究めようという強い意志や目標があってのことではなかった.
当院は,1968年にリハビリテーション(以下,リハ)を主とする病院として開設されたが,徐々にその医療機能を拡充し,現在は二次救急指定の急性期医療と回復期医療(亜急性期病床,回復期リハ病棟)を行っている.また,通所・訪問リハをはじめとする在宅医療・介護は,当院だけでなく法人グループ内の関連事業所においても展開している.さらに予防医学を基盤とした健康増進施設等の運営も行っている(表1).
掲載誌情報