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特集 脳卒中理学療法のクリニカルリーズニング
脳卒中理学療法のエビデンスとリーズニング
著者: 小島肇1
所属機関: 1聖路加国際病院リハビリテーション科
ページ範囲:P.486 - P.494
文献購入ページに移動はじめに
EBM(evidence based medicine)の定着により,脳卒中分野でも,「脳卒中治療ガイドライン2009」をはじめ,脳卒中に関するエビデンスやガイドラインが整備されつつある.理学療法分野におけるクリニカルリーズニングにおいても,経験や直感による無意識的な評価治療プロセスから,外部のエビデンスを求めて定量的な推論へと精緻化することが求められる(図1).本稿では,理学療法士が知っておくべき標準的なリーズニングのひとつとしてEBMの手法を紹介し,目の前の患者の問題を解決する,個別適用のプロセスについて具体的に解説する.
EBM(evidence based medicine)の定着により,脳卒中分野でも,「脳卒中治療ガイドライン2009」をはじめ,脳卒中に関するエビデンスやガイドラインが整備されつつある.理学療法分野におけるクリニカルリーズニングにおいても,経験や直感による無意識的な評価治療プロセスから,外部のエビデンスを求めて定量的な推論へと精緻化することが求められる(図1).本稿では,理学療法士が知っておくべき標準的なリーズニングのひとつとしてEBMの手法を紹介し,目の前の患者の問題を解決する,個別適用のプロセスについて具体的に解説する.
参考文献
1)福井次矢(編):EBM実践ガイド,医学書院,1999
2)http://www.ebmpyramid.org/
3)Gordon Guyatt, et al:Users' Guides to the Medical Literature:A Manual for Evidence-Based Clinical Practice, American Medical Association Press, 2002
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5)後藤英司(編):基礎臨床技能シリーズ4臨床推論―EBMと病態生理から症例を考える,pp18-19,メジカルビュー社,2004
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9)Kassirer JP, et al:岩田健太郎(訳):クリニカル・リーズニング・ラーニング,メディカル・サイエンス・インターナショナル,2011
10)Haynes RB, et al:Physicians' and patients' choices in evidence based practice. BMJ 324:1350, 2002
11)Bernhardt J, et al:A very early rehabilitation trial for stroke(AVERT):phase Ⅱ safety and feasibility. Stroke 39:390-396:2008
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