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文献詳細

雑誌文献

理学療法ジャーナル46巻6号

2012年06月発行

文献概要

臨床実習サブノート 基本動作の評価からプログラムを立案する・3

片麻痺患者の基本動作の評価からプログラムを立案する(起立動作から歩行まで)

著者: 井上和章1

所属機関: 1庄原赤十字病院理学療法技術課

ページ範囲:P.545 - P.552

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はじめに

 本稿は臨床実習に臨む理学療法学生を対象に述べたものです.実習中のあなたは,片麻痺の患者さんに関わることになりました.当然,実習生として理学療法プログラムを立案することが求められます.こうした場面で活用できる臨床のヒントを提供することが,本稿の目的です.「基本動作の評価からプログラムを立案する」シリーズにおいて,片麻痺患者の床上動作から座位保持については,すでに前回述べられていますので,ここでは立ち上がりから歩行までを取り上げます.

参考文献

1)佐藤房郎:基本動作の獲得・改善.柳澤 健(編):運動療法学,pp130-149,メジカルビュー社,2010
2)有馬慶美:筋トーヌスと反射機能のみかた.嶋田智明,他(編):これだけは知っておきたい 脳卒中の障害・病態とその理学療法アプローチ,pp29-34,文光堂,2008
3)島 浩人:椅子から立ちあがる時に後方へ倒れ込む(座ってしまう)ケース.市橋則明(編):理学療法プログラムデザイン,pp38-41,文光堂,2009
4)金子純一朗:どうしたら,うまく起き上がったり,立ちあがったりできるようになるの? 基本動作獲得のポイント.潮見泰藏(編):脳卒中に対する標準的理学療法介入,pp188-212,文光堂,2007
5)千鳥司浩:歩行機能の改善―特に歩容と運動効率をいかに改善するか? 嶋田智明(編):課題別・理学療法技術ガイド,pp48-72,文光堂,2008
6)今井覚志:脳卒中―立位(左片麻痺).長谷公隆(編):運動学習理論に基づくリハビリテーションの実践,pp74-81,医歯薬出版,2008
7)芳澤昭仁,他:片麻痺患者の動作分析.PTジャーナル 32:253-263,1998
8)嶋田誠一郎:基本動作練習のコツ 歩行練習のコツ①.PTジャーナル 44:334-335,2010
9)佐藤房郎:どうしたら,1人で歩けるようになるの? 歩行獲得へのアプローチ.潮見泰藏(編):脳卒中に対する標準的理学療法介入,pp170-187,文光堂,2007
10)高橋輝雄:脳血管障害―回復期理学療法,丸山仁司(編):神経障害系理学療法学,pp23-44,医歯薬出版,2008
11)高倉保幸,他:脳卒中の理学療法.柳澤 健(編):中枢神経系理学療法学,pp35-67,メジカルビュー社,2010
12)上田 敏,他:実用歩行訓練における各種歩行補助具の用い方―特に歩行補助具の使い分けの重要性について.PTジャーナル 30:232-237,1996
13)川添竜志郎:ベッドのリスク管理.理学療法 21:532-537,2004
14)岡本五十雄:脳卒中患者の転倒と骨折.総合ケア 15:30-35,2005
15)井上和章,他:理学療法士は脳卒中片麻痺者の自立歩行をどのように判断しているか―広島県理学療法士会会員を対象としたアンケート調査.理学療法の臨床と研究 19:11-17,2010
16)井上和章:“ながら力”が歩行を決める 自立歩行能力を見きわめる臨床評価指標F & S,協同医書,2011
17)井上和章,他:脳卒中片麻痺者の自立歩行能力判定―バランス評価スケールと歩行時の二重課題を組み合わせて.理学療法科学 25:323-328,2010
18)井上和章,他:脳卒中片麻痺者の自立歩行能力をどのように判定するか―前向き研究による検証.理学療法の臨床と研究 19:3-9,2010
19)鈴木俊明,他.脳血管障害片麻痺に対する理学療法評価,pp108-111,神陵文庫,2008

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1359

印刷版ISSN:0915-0552

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