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文献詳細

雑誌文献

理学療法ジャーナル46巻7号

2012年07月発行

文献概要

1ページ講座 理学療法関連用語~正しい意味がわかりますか?

翼状肩甲

著者: 工藤弘之1

所属機関: 1大久野病院リハビリテーション科

ページ範囲:P.629 - P.629

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●翼状肩甲とは

 翼状肩甲(winged scapula:winging of scapula)とは,肩甲骨の内側縁あるいは下角が胸郭から後方へ浮き上がった状態のことである.天使の翼や鳥の翼のように見えるためこのように呼ばれる.この状態は,前鋸筋など肩甲骨の運動に作用する筋群の筋力低下と関連していることが多い.前鋸筋あるいは長胸神経の障害では,120°以上の肩関節屈曲が困難となる1)

参考文献

1)David J. Magee, 陶山哲夫(監訳):運動器リハビリテーションの機能評価Ⅰ,原著第4版,pp198-210,エルゼビアジャパン,2006
2)守屋秀繁,他(編):整形外科診療実践ガイド,pp567-581,文光堂,2006
3)日本整形外科学会:「翼状肩甲骨(翼状肩甲)」(http://www.joa.or.jp/jp/public/sick/condition/winged_scapula.html(2012/04/19アクセス))
4)Shirley A. Sahrmann, 竹井仁,他(監訳):運動機能障害症候群のマネジメント―理学療法評価・MSIアプローチ・ADL指導,pp226-228,医歯薬出版株式会社,2005

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1359

印刷版ISSN:0915-0552

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