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1ページ講座 理学療法関連用語~正しい意味がわかりますか?
翼状肩甲
著者: 工藤弘之1
所属機関: 1大久野病院リハビリテーション科
ページ範囲:P.629 - P.629
文献購入ページに移動翼状肩甲(winged scapula:winging of scapula)とは,肩甲骨の内側縁あるいは下角が胸郭から後方へ浮き上がった状態のことである.天使の翼や鳥の翼のように見えるためこのように呼ばれる.この状態は,前鋸筋など肩甲骨の運動に作用する筋群の筋力低下と関連していることが多い.前鋸筋あるいは長胸神経の障害では,120°以上の肩関節屈曲が困難となる1).
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