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文献詳細

雑誌文献

理学療法ジャーナル46巻8号

2012年08月発行

文献概要

1ページ講座 理学療法関連用語~正しい意味がわかりますか?

瘢痕

著者: 前重伯壮1

所属機関: 1栄宏会土井病院リハビリテーション科

ページ範囲:P.725 - P.725

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●瘢痕とは

 瘢痕(scar)とは,損傷を受けた組織の欠損部分が線維組織により修復された状態を指し,その組織を瘢痕組織という.皮膚では,損傷が表皮にとどまれば皮膚は再生され,瘢痕形成を認めないが,表皮と真皮を区切る基底膜を越えて損傷が及ぶと皮膚は再生されず,真皮の線維芽細胞が増殖して傷を修復することで瘢痕が形成される.

参考文献

1)前重伯壮:創傷に対する超音波療法.庄本康治(編):最新物理療法の臨床適応.p283,文光堂,2012
2)石倉直敬:熱傷患者のリハビリテーション―拘縮予防と副子療法.波利井清紀(監):形成外科ADVANCEシリーズⅡ-10熱傷の治療―最近の進歩,pp277-288,克誠堂出版,2003
3)Brusselaers N, et al:Burn scar assessment:A systematic review of different scar scales. J Surg Res 164:e115-123, 2010

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1359

印刷版ISSN:0915-0552

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