文献詳細
文献概要
ひろば
痛みの緩和に介入する際の理学療法士の感性
著者: 堀寛史1
所属機関: 1藍野大学医療保健学部理学療法学科
ページ範囲:P.729 - P.729
文献購入ページに移動日本語では話し言葉としての「音」が先にあり,文字を後につけたのは現代のスラングでも同様であり,言葉の意味が先にあったわけではなかったようである.つまり,言葉はそれらが用いられる過程で定義めいた統一的な意味がじわじわと付与されていくのである.よって,同じ音から派生しているにもかかわらず,意味が異なるものが多々みられる.その代表例として,私たち理学療法士にとって常に難題となる音としての「いたみ」について考えてみたい.その言葉の意味としては痛み,傷み,悼みの3つがある.
掲載誌情報