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特集 心疾患に対する理学療法の新たな展開
在宅心臓リハビリテーションの実際と展望
著者: 齊藤正和1
所属機関: 1公益財団法人日本心臓血圧研究振興会附属榊原記念病院理学療法科
ページ範囲:P.811 - P.816
文献購入ページに移動高齢/複合疾患を保有する重症心大血管疾患患者の増加
薬物療法の革新,カテーテル治療に代表される低侵襲治療の台頭により,従来は治療に伴う合併症のリスクから積極的な治療が敬遠されていた高齢者や複合疾患を有する重症心大血管疾患患者にも積極的な治療の適応が拡大されてきた.一方で,これらの患者の多くはクリニカルパスなどの治療計画に基づいた急性期治療やケア,さらには心大血管疾患リハビリテーションを遂行することが困難であることから,急性期からの各専門職種のスタッフにより構成されるチーム医療が求められてきている.
薬物療法の革新,カテーテル治療に代表される低侵襲治療の台頭により,従来は治療に伴う合併症のリスクから積極的な治療が敬遠されていた高齢者や複合疾患を有する重症心大血管疾患患者にも積極的な治療の適応が拡大されてきた.一方で,これらの患者の多くはクリニカルパスなどの治療計画に基づいた急性期治療やケア,さらには心大血管疾患リハビリテーションを遂行することが困難であることから,急性期からの各専門職種のスタッフにより構成されるチーム医療が求められてきている.
参考文献
1)諸冨伸夫:居宅サービスにおける心疾患患者に対する意識調査.日本在宅医学会雑誌14:215,2012
2)厚生労働省:チーム医療の推進について(チーム医療の推進に関する検討会報告書),2010 http://www.mhlw.go.jp/shingi/2010/03/dl/s0319-9a.pdf
3)循環器病の診断と治療に関するガイドライン2006年度合同研究班:心血管疾患におけるリハビリテーションに関するガイドライン(2007年改訂版) http://www.j-circ.or.jp/guideline/pdf/JCS2007_nohara_h.pdf
4)Puthoff ML:Outcome measures in cardiopulmonary physical therapy:short physical performance battery. Cardiopulm Phys Ther J 19:17-22, 2008
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