文献詳細
文献概要
臨床実習サブノート 基本動作の評価からプログラムを立案する・6
パーキンソン病患者の基本動作の評価からプログラムを立案する
著者: 大橋妙子1 江口淳子1 三宮克彦1 野尻晋一1
所属機関: 1熊本機能病院 総合リハビリテーションセンター
ページ範囲:P.845 - P.850
文献購入ページに移動パーキンソン病は,黒質緻密部や腹側被蓋領域のドパミン神経細胞の変性を主体とする進行性の神経変性疾患であり,運動系の障害として安静時振戦,筋固縮,無動,姿勢反射障害の4大徴候がある.また精神系の障害としては抑うつ,認知機能障害,幻覚,妄想,REM(rapid eye movement)睡眠行動障害などがみられ,自律神経系の障害として便秘,起立性低血圧,排尿障害,嚥下障害などもみられる.10万人に対して約150人の割合で生じ,多くは50~70歳で発症する.神経疾患の中でも有病率が高く加齢と共に増加している.
参考文献
掲載誌情報