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特集 ウィメンズ・ヘルスと理学療法士のかかわり
産婦人科の現状と要求される理学療法士像
著者: 塩津英美1
所属機関: 1東京北社会保険病院産婦人科
ページ範囲:P.863 - P.868
文献購入ページに移動はじめに
近年,女性の社会進出とともに,社会のなかでの活動の比重が大きくなり,いわゆるquality of life(QOL)に関しても以前より高度なものが求められてきている.
元来婦人科手術に関しては,その美容的な観点からさまざまな工夫がなされてきたが,社会的活動の領域が広がるとともに,美容的観点はもとより,早期の機能回復・社会復帰のための低侵襲手術の必要性が叫ばれ,その技術・ハードウエアの進歩により,対象が急速に拡大しつつある.
また近年の超高齢社会の進行,がん罹患者の増加などに伴い術後の社会復帰などQOLをいかに保つかという観点から手術そのものの侵襲はもとより術後後遺症の改善が大きな課題となっている.
近年,女性の社会進出とともに,社会のなかでの活動の比重が大きくなり,いわゆるquality of life(QOL)に関しても以前より高度なものが求められてきている.
元来婦人科手術に関しては,その美容的な観点からさまざまな工夫がなされてきたが,社会的活動の領域が広がるとともに,美容的観点はもとより,早期の機能回復・社会復帰のための低侵襲手術の必要性が叫ばれ,その技術・ハードウエアの進歩により,対象が急速に拡大しつつある.
また近年の超高齢社会の進行,がん罹患者の増加などに伴い術後の社会復帰などQOLをいかに保つかという観点から手術そのものの侵襲はもとより術後後遺症の改善が大きな課題となっている.
参考文献
1)塩田 充,他:開腹手術,腹腔鏡下手術の割合に関する調査.産婦人科手術16:114-118,2005
2)加藤秀則:腹腔鏡下の婦人科悪性腫瘍手術.臨婦産66:344-348,2012
3)宇津木久仁子:婦人科がん術後の排尿・排便・性交障害.臨婦産63:1541-1547,2009
4)高倉賢二,他:広汎子宮全摘術における神経温存術式―下腹神経をメルクマールとした広汎子宮全摘術.臨婦産63:1533-1539,2009
5)朝倉博孝:婦人科がん手術後の排尿蓄尿障害の対策.産と婦80:194-199,2013
6)辻 哲也:リンパ浮腫の取り扱い.産科と婦人科80:172-181,2013
7)辻 哲也:癌のリハビリテーションについて知っておきたいポイント―リンパ浮腫のリハビリテーション.辻 哲也(編):癌のリハビリテーション,pp53-59,金原出版,2006
8)佐々木寛,他:リンパ浮腫,リンパ囊胞を予防する術式と対応.臨婦産63:1553-1556,2009
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