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1ページ講座 理学療法関連用語~正しい意味がわかりますか?
Frenchay Activities Index
著者: 今美香1
所属機関: 1青森県立中央病院リハビリテーション科
ページ範囲:P.149 - P.149
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Frenchay Activities Index(FAI)とは,応用的activities of daily living(ADL)(手段的ADL,生活関連動作)評価法の一つであり,1983年,Holbrookらによって考案された1).FAIでは,日常生活における応用的な活動や社会生活における活動の中から15項目(食事の用意,食事の後片付け,洗濯,掃除や整頓,力仕事,買い物,外出,屋外歩行,趣味,交通手段の利用,旅行,庭仕事,家や車の手入れ,読書,勤労)が評価対象となっている.FAI原法は面接調査であり,面接者は3か月間または6か月間の活動頻度に応じてそれぞれの項目を0~3点に評価する.評価値の合計点は,0(非活動的)~45(活動的)の範囲にある.採点も簡便であり,日本国内においても評価法としての信頼性・妥当性が確認されている.Wadeら2)は,FAIは基本的なADLではなく,より高いレベルの自立度の評価,換言すれば“社会的生存”を反映する評価表であると述べている.
Frenchay Activities Index(FAI)とは,応用的activities of daily living(ADL)(手段的ADL,生活関連動作)評価法の一つであり,1983年,Holbrookらによって考案された1).FAIでは,日常生活における応用的な活動や社会生活における活動の中から15項目(食事の用意,食事の後片付け,洗濯,掃除や整頓,力仕事,買い物,外出,屋外歩行,趣味,交通手段の利用,旅行,庭仕事,家や車の手入れ,読書,勤労)が評価対象となっている.FAI原法は面接調査であり,面接者は3か月間または6か月間の活動頻度に応じてそれぞれの項目を0~3点に評価する.評価値の合計点は,0(非活動的)~45(活動的)の範囲にある.採点も簡便であり,日本国内においても評価法としての信頼性・妥当性が確認されている.Wadeら2)は,FAIは基本的なADLではなく,より高いレベルの自立度の評価,換言すれば“社会的生存”を反映する評価表であると述べている.
参考文献
1)Holbrook M, et al:An activities index for use with stroke patients. Age Ageing 12:166-170, 1983
2)Wade DT, et al:Social activities after stroke:measurement and natural history using the Frenchay Activities Index. Int Rehabil Med 7:176-181, 1985
3)白土瑞穂,他:日本語版Frenchay Activities Index自己評価表およびその臨床適応と標準値.総合リハ27:469-474,1999
4)末永英文,他:改訂版Frenchay Activities Index自己評価表の再現性と妥当性.日職災医誌48:55-60,2000
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