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文献概要
入門講座 歩行のバイオメカニクス・3
装具歩行のバイオメカニクス
著者: 大畑光司1
所属機関: 1京都大学大学院医学研究科人間健康科学系専攻
ページ範囲:P.611 - P.620
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歩行障害に対して装具療法を行う場合,装具による利得を明確にすることが求められる.そのためには装具の役割とその基本的な運動学的影響についての知識が必須である.本稿では,歩行に必要なバイオメカニクスについて再考し,そのうえでさまざまな種類の装具の中から適切なものを選択するために,「歩行装具に求められる機能」という視点でまとめてみたい.
歩行障害に対して装具療法を行う場合,装具による利得を明確にすることが求められる.そのためには装具の役割とその基本的な運動学的影響についての知識が必須である.本稿では,歩行に必要なバイオメカニクスについて再考し,そのうえでさまざまな種類の装具の中から適切なものを選択するために,「歩行装具に求められる機能」という視点でまとめてみたい.
参考文献
behaviour of human muscle tendon during walking. Proc Biol Sci 268:229-233, 2001
2)Perry J:Gait Analysis:Normal and Pathological Function, 2nd ed, Thorofare, Slack, 2010
3)Ohata K, et al:Effects of an ankle-foot orthosis with oil damper on muscle activity in adults after stroke. Gait Posture 33:102-107, 2011.
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